器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

ネパール料理 ダルバートとモモ

f:id:cotatumuri-N:20201005125607j:image

久しぶりに大阪に行きました。

住吉大社など見て歩き、お昼ごはんは、中津にあるネパール料理店『月と太陽』に行って来ました。

f:id:cotatumuri-N:20200630175748j:image
f:id:cotatumuri-N:20200630175741j:image

ネパールの定食ダルバートと、モモのセットを頂きました。

ダルは豆のスープでバートは米と言う意味です。

f:id:cotatumuri-N:20200630180412j:image
f:id:cotatumuri-N:20200630181115j:image

豆のスープとカレー、謎のソース、そしてタルカリと呼ばれるおかずが米のまわりを取り囲みます。それらを混ぜ合わせて食べます。

辛さが足りない時はテーブルにあるパウダー(唐辛子?)を振りかけます。

辛いのが苦手な私は今まで食べログなどで評価の高い南インド料理店に行っては辛さの洗礼を受け、涙や鼻水を出しながら目を白黒させ、なんとか完食していました。

しかし、このダルバートは全然辛く無い!辛く無いけどスパイス感も味わえて「今まで求めてたのはこの味や!」と別の意味の涙を流しそうになりました。

最初はそれぞれのカレーを少しずつ混ぜ徐々に味を変化させていきますが、途中から思い切り混ぜて食べると複雑で深みのある味になります。長粒米のバスマティライスを使用していて粘りが少なく汁を吸ってもさらっとしています。

タルカリはじゃがいもや酢漬けの人参などで、食感や酸っぱさが良いアクセントになります。

かなり量が多かったのですが、最後まで飽きずに頂けました。

 

そして、セットのモモです。

f:id:cotatumuri-N:20200630184003j:image

モモはネパールの餃子です。

昔、テレビでネパールのモモを大量に作っている映像を見て、すごくおいしそうで一度食べてみたいて思っていました。

念願のモモ!のはずが先ほどのダルバートでかなりお腹がいっぱいです。

f:id:cotatumuri-N:20200630185421j:image

小籠包のような包み方をしています。スプーンに乗るくらいでそんなに大きくありません。

皮はモチモチで、クリーミーなソースがかかっていて具は肉がギッシリ詰まっています。スパイスの味はしますがこちらも辛くなく食べやすかったです。

運ばれ来た時4個なんかすぐ食べれると思ったのですが、なかなかの食べ応えで最後はかなり苦しかったです。

また、機会があれば空腹の状態でモモを食べに来たいです。でも、またダルバートも頼んでしまいそうですが…。

 

 

 

 

古代の貴族の食事を体験する

以前から行って見たかった奈良パークホテルの食事プラン〈天平の宴〉を体験して来ました。

f:id:cotatumuri-N:20200624072919j:image

まず最初にわずかな明かりしかない暗い部屋に通されました。

f:id:cotatumuri-N:20200620204056j:image

f:id:cotatumuri-N:20200620204101j:image

昔は灯りはこれくらいしかなく、夜の宴は大変暗かったそうでその雰囲気を味わう為の演出です。さすがに料理がよく見えないのでしばらくしたら電気をつけてくれました。

 

f:id:cotatumuri-N:20200620204756j:image
f:id:cotatumuri-N:20200620204752j:image

下の写真の手前3つの皿は塩梅料(あんばい)と呼ばれ右からひしお、酢、塩です。基本料理は味付けされておらず、塩梅料を好きに付けて頂きます。しかし、保存のため塩や酢に漬けられているものが多くあまり味付けせずに美味しく頂けました。

奥の4枚の小皿は前菜ので鹿のスモークや干した鮎、塩辛のルーツとなった物、なれ鮨です。素材の味がしっかりしました。

f:id:cotatumuri-N:20200624073341j:image

f:id:cotatumuri-N:20200620205740j:image

白酒(しろき)と言うお酒で、どぶろくのように甘みがあるお酒でした。

ひらがと呼ばれるとっくりでお酒を注ぐ時、横に倒すように注ぐと良いそうです。

 

f:id:cotatumuri-N:20200621143342j:image

器は漆器もありましたが、ほとんどが素焼きのシンプルな器でした。これには訳があって奈良時代に伝染病が蔓延したくさんの人が亡くなりました。ウイルスなんて物を知らない当時の人々は大変恐れ、けがれを払う意味で器を使い捨てにしていたそうです。

しかも、この器は税として九州などから納められていて、器の大きさなどの規格はきっちり決められていたようです。

f:id:cotatumuri-N:20200624075602j:image

また、箸は丸い棒で先が尖っていません。聞くと、平城京から出土した箸は皆この形をしていて、大陸から伝わった形のままで、後に使いやすいように先を細くしたのでは?と言う話でした。

 

黒米の蒸したもの

黒米のみで頂くのは初めてでしたが、とても香り高く美味しかったです。

f:id:cotatumuri-N:20200621144255j:image

猪肉の朴葉包み

ここでも朴葉は使われていました。ラップやアルミ箔が無く、紙も高級品の時代に大きな朴葉は食品を包む為にちょうどよく、香りもよく重宝したのでしょう。

f:id:cotatumuri-N:20200624074406j:imagef:id:cotatumuri-N:20200624074401j:image

フルーツ

枝豆もフルーツカテゴリーに入ってました。
f:id:cotatumuri-N:20200621144251j:image

他にもお料理は色々出てきて、ほとんどの食材は平城京やその付近で採れたものでは無く、税として各地から運ばれたものだそうです。冷蔵庫などない時代に魚介や肉などを都に運ぶためさまざまな工夫がされており、それが現在にも各地の名物として残っていたりして、大変興味深かったです。それにしても、これだけの食材を各地から集めてたと聞き貴族の権力の強さをひしひしと感じました。

 

f:id:cotatumuri-N:20200624075527j:image

奈良パークホテルでは30年前から古代食の復元に取り組んでいて、奈良時代には食事の資料が大変少ない為、出土した木簡に記載されている内容や、平安時代の食事などを参考にこのメニューを作り上げたそうです。

 

食材一つ一つかなり研究されおり、お料理を作る方の意気込みが伝わって来て、これぞ奈良の名物!と感じました。

昔、歴史の教科書に載っていた奈良時代の食事が実際に味わえて、すごくテンションが上がり楽しい時間が過ごせました。また、何故か料理を食べた後、エネルギーをもらったと言うか、生命力を頂いたような気がしました。

 

このメニューは作るのに大変手間がかかる為、一週間前に予約をしないといけないそうです。

興味のある方は一度味わってみてはいかがでしょうか?

 

朴の木の話 −有働杓子-

前回、朴葉寿司の事を書きましたが今回はその続きで朴の木の話です。

 

f:id:cotatumuri-N:20200612205112j:image
f:id:cotatumuri-N:20200612205656j:image

f:id:cotatumuri-N:20200612205726j:image

朴の木はとても背が高く、葉も高い位置に生える事が多いです。

木蓮科で葉の集まってる中心に白い大きな花が咲くようなのですが、私は見た事がありません。

石川県に住んでいた時、朴葉できな粉ご飯を包んだ朴葉飯というものを食べさせてもらい、自分でも作って見たかったのですが、朴葉が高い所にしか無く手に入れるのが大変でした。

f:id:cotatumuri-N:20200612203214j:image

朴葉飯は朴葉の香りがとてもよく感じらます。

 

朴の木は、切ると薄い緑色をしています。加工しやすいためか、昔から杓子や皿など、幅広く使われていたようです。

白洲正子の「木」という本に岐阜県の有働(うとう)村で昔から作られていた有働杓子が紹介されています。有働村は今は無いのですが、飛騨高山で毎年1月24日に開かれてる24日市に有働杓子が出ていると知り雪の中車を走らせ行って来ました。

 

f:id:cotatumuri-N:20200615004111j:image
f:id:cotatumuri-N:20200615004116j:image

作り手の方が杓子作りを実演されています。

生の木を鉈や包丁を使って仕上げていきます。

1つ1つ形が違う杓子を前にどれを買おうか悩みました。

f:id:cotatumuri-N:20200615004911j:image

f:id:cotatumuri-N:20200615085316j:image

使って1年以上たったものです。最初の頃の朴の木の鮮やかな色は無くなり黄色っぽくなりました。刃物で削った模様もきれいに保たれています。

私は汁物に使うよりも木べら感覚でチャーハンなどを作る時に使っています。思っていたより丈夫で使いやすいです。

 

以前、10月に飛騨高山のキャンプ場に行った時、朴の枯れ葉がいっぱい落ちていて、朴葉味噌作り放題だなと思いました。林を見るとそこら中に朴の木が立っていました。飛騨高山の人にとって朴の木はとても身近な存在だったのだなと思いました。

 

 

朴の葉寿司 洞川温泉

奈良の洞川温泉(どろがわおんせん)に行って来ました。自宅から40分位の所にあります。

周囲を山で囲まれた宿場町です。

f:id:cotatumuri-N:20200601102849j:image

お目当てはこの季節限定の柿の葉では無く朴(ほお)の葉を使ったお寿司。

朴の葉と言うと岐阜県の朴葉味噌(ほおばみそ)が有名ですが、こちらは朴の若葉を使っています。

お寿司屋さんに行く前にせっかく来たのでちょっと街歩きしてみました。

 

洞川温泉は修験道の行者の宿場町で行者の衣装やほら貝が売っているお店もあります。

 

f:id:cotatumuri-N:20200531231756j:image

陀羅尼助(だらにすけ)と呼ばれる胃腸薬の看板があちこちにあります。

 

f:id:cotatumuri-N:20200531232700j:image
f:id:cotatumuri-N:20200531232706j:image

 

さて、お目当ての朴の葉寿司を買いに柳豊(やなとよ)さんに向かいました。

 

f:id:cotatumuri-N:20200531233852j:image

まずは5つ注文して店内で頂きました。運ばれて来るときに朴の葉の香りがしました。

f:id:cotatumuri-N:20200531234736j:image

私の乏しい語彙力(ごいりょく)で朴の葉の香りを表現するのは難しいのですが、葉っぱをちぎった時の青くさい匂いの中にミントのような爽やかな香りが混ざった感じがします。(すべて個人の感想です。)

作り立てなのか、まだ鯖の塩からさを感じますがとてもおいしいです。

これはぜひ買って帰って明日味わってみたいと思い、10個入りを持ち帰りで注文しました。杉の箱か紙の箱どちらがいいかお店の人に尋ねられ、思わず杉の箱でお願いしてしまいましたが、香りを楽しむ物なのに香りの強い杉の箱にしたのは失敗だったかなと少し後悔しました。

 

帰り道に立ち寄ったこちらのお店でも、違うお店の朴の葉寿司があったので買ってみました。

f:id:cotatumuri-N:20200601000306j:image

f:id:cotatumuri-N:20200531235003j:image

こちらは家に帰ってさっそく頂いてみると、それほど鯖の塩からさは感じずまろやかで美味しかったです。朴の葉の香りもとてもよくします。

 

柳豊さんで買ったお寿司は明日まで開けないつもりで置いてたのですが、夜になってとうとう我慢できずに少し食べてみることにしました。

f:id:cotatumuri-N:20200531235456j:image

f:id:cotatumuri-N:20200531234930j:image

お昼に食べた時より味もまろやかになっていて、朴の葉の香りもとてもしました。気になっていた杉の箱の香りもお寿司と調和していて気にならなかったです。

「これはうまーい!」と勢いで全部食べてしまいそうなのを我慢して明日のお楽しみにしました。

 

次の日、

f:id:cotatumuri-N:20200601095304j:image

こちらはさらにマイルドになって昆布締めのような甘い旨味が出ていました。

 

f:id:cotatumuri-N:20200601095432j:image

柳豊さんのお寿司は、昨日の夜より少しまろやかになって美味しかったです。朴の葉もバジルのような甘い香りもしました。

f:id:cotatumuri-N:20200601095021j:image

ご馳走さまでした!

 

お寿司に付いてた説明書によると、朴の葉ずしは洞川温泉で昔から端午の節句のお祝いや、この季節の保存食として作られていたそうです。

昔の人達は朴の葉寿司を食べるときの爽やかな香りに初夏の訪れを感じていたのかなと思いました。

 

 

f:id:cotatumuri-N:20200601095822j:image

ちなみにお寿司を食べるのに使っていた皿は栃の木で出来ています。

朴の葉寿司を食べるのに朴の木を使った皿で食べたいなと思ったのですが持っていませんでした。私は朴の木で器を作ったことがありませんが器を作る型として使ったことはあります。

次回は朴の木の事を少し書いてみようと思います。

 

 

自作の器を使ってみる

3〜4年前にコンペに出すために作った器を昨日片付けしてる時に発見しました。

せっかくだから使ってみることに。

本当は、入れ子で5個セットですが、見つかったのは2個のみ。一番大きな器は直径18㎝で1人用の器としては結構でかいです。

f:id:cotatumuri-N:20200518194200j:image

f:id:cotatumuri-N:20200518194207j:image

何を入れて食べようか?

あれこれ考えるのは楽しいですが、テーブルセッティングとか盛り付けのセンスが皆無の私。

いろいろ考えてロコモコを作ることに。

 

f:id:cotatumuri-N:20200525134759j:image

材料(?)はほぼコンビニで調達!

袋から出して盛り付けただけです。唯一焼いた卵はちょっと失敗しました。

さすがコンビニ味は安定のおいしさです。

f:id:cotatumuri-N:20200525134848j:image

器も割と使いやすくいい感じです。まだ、埋まってる食器がいっぱいあるので、いろいろ使いたいです。

柿の葉寿司 大滝茶屋

昔はあまり好きではなかった柿の葉寿司ですが、最近は好きになりよく食べます。

 

奈良県川上村にある大滝茶屋に行って来ました。

f:id:cotatumuri-N:20200518002740j:image

普段は中で食べられるのですが、新型コロナウイルスの感染予防で持ち帰りのみとなっていました。

f:id:cotatumuri-N:20200518001959j:image
f:id:cotatumuri-N:20200518001955j:image

柿の若葉が使われていて初夏の瑞々しい印象です。

当日食べたのでまだ塩からかったです。次の日の方がおいしいのですが、どうにも我慢できません。

f:id:cotatumuri-N:20200518002931j:image

うちの庭の柿の木も若葉が繁ってきました。

一ヶ月前は小さな芽しか出てなかったのに、この季節の成長のエネルギーはすごいですね。 

 

時々いろんなお店の柿の葉寿司を食べてみたいと思います。

 

はじめに

はじめまして、コタツと言います。

食べ物の文化やルーツなど聞いた事、自分が感じた事や、やりたい事、おもしろいと思った事を記録も兼ねて気ままに書いていきたいと思います。

木工轆轤で木の器を作っているので、器の話も時々します。

冬になるとコタツに入ってグータラするのが大好きで、コタツから顔だけ出して動かない私の姿を当時幼稚園児だった弟が「コタツムリ」と言ったのでコタツと名乗っています。

普段は丁寧な暮らしとは真逆の生活を送っています。基本的にコンビニやファミレス、ファーストフード、カップ麺などが大好きで新商品のチェックもよくしています。それよりも、もっと好きなものがお菓子です。特にチョコレートは無限に食べてしまい危険なので最近はあまり買わないように我慢しています。

つたない文章ですが、よろしくお願いします。