器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

庭のみかんでクレープシュゼットを作る。

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こんにちはコタツです。
12月に入り朝晩の冷え込みが厳しくなってきて冬の訪れを感じます。
冬と言えばこたつにみかんですが(発想が昭和!)我が家の庭のみかんも色付いて食べ頃です。
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柿と同様で大家さんが丹精込めて育てて下さいました。そのまま食べてもすごく美味しいのですが、みかんを使って作る簡単なデザートは何かな?と考えクレープシュゼットを作ってみることにしました。
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材料
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まず、クレープを焼いて4つ折にしておきます。
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みかんの果汁をしぼります。
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果肉もとっておきます。

ここからソース作りです。
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フライパンに砂糖と水を少しだけ入れて火にかけます。プリンのカラメル作りと同じ要領です。この時ヘラとかでかき混ぜると結晶化してしまいカラメルになりません。
今回きび砂糖を使いましたが、白い砂糖のほうが色の変化がわかりやすくてよいです。カラメル加減も好みで、甘めがよければ茶色で苦い味が良ければ醤油位の色まで焦がせばいいと思います。
カラメルができたら火を止めバターを入れます。
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バターが溶けて全体になじんだらみかん果汁を入れて再び火にかけます。
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軽く煮立ったらクレープを入れます。
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スプーンでクレープにソースをかけます。
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果肉も入れます。
クレープにソースがしっかり染み込んでソースもトロッとしてきたら、グランマルニエと言うオレンジリキュールを入れます。
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グランマルニエのアルコールを飛ばしたら火を止めて完成です。
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アイスクリームを添えてみました。それにしても盛り付け下手くそやなー。
早速食べてみました。カラメルとオレンジの風味がクレープ生地に染み込んでとてもおいしいです。カラメルが割と苦めなので大人の味です。温かいクレープとアイスクリームの組み合わせもよく合います。とってもおいしかったのでクレープ6枚位焼いたのですが、一気に全部食べてしまいました。

クレープシュゼットについて少し調べたところ、19世紀のフランスで料理人だったアンリシャルパンティエがイギリスの王太子とその恋人であるシュゼットのために考案したデザートだそうです。王太子はそのデザートをとても気に入り恋人のシュゼットの名を付けるように提案されたそうです。
ちなみに、デパ地下とかにある洋菓子メーカーのアンリシャルパンティエは日本の会社ですが名前はここからとられています。

私はクレープシュゼットはオーブンとかも使わずに比較的簡単に作れるデザートなのに、どこか高級な印象を持っていました。その訳は、ホテルなどでコース料理の最後のデザートとして提供されることが多いからかなと思います。
YouTubeで検索したらホテルやレストランでお客さんの目の前で作る動画がいくつか出て来ました。
よかったら見てみて下さい。
まずは、アンリシャルパンティエのお店で作ってる動画です。

こちらは、あらかじめ作ったソースを使っています。手さばきが美しくて茶道のお茶を点てる動作のようです。

もう一つは日比谷松本楼と言う老舗洋食店が公式に出してる動画です。解説付きでわかりやすいです。

お客さんの前でカラメルから作っています。最後のオレンジに火をつける所は見せ場ですね(やってみたいな)。それにしても、こんなに時間がかかってるのに笑顔と小粋なトークで場を持たせながら、さらにおいしいデザートを作るなんてすごいなー!私だったら真顔&無言になると思います。

今回はクレープシュゼットについてあれやこれやと語りましたが作るのも初めてで、食べるのも初めてです。いつか答え合わせに食べに行きたいなー。