器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

朴(ほお)の木と葉の話 2021

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こんにちはコタツです。
奈良県では田植えも終わり水鏡の様だった田んぼも少しづつ鮮やかな緑色の苗が存在感を増しています。

今年も朴の木に若葉が繁る季節がやって参りました。
昨年、このブログで洞川温泉(どろがわおんせん)の朴葉寿司を紹介しました。
www.utuwa-tabemono.com

今年は、図書館で見つけた東吉野の郷土料理の本の表紙に載っていた「でんがら」と言う朴葉を使った餅菓子について調べてみました。
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「でんがら」は、端午の節句にちまきと共に作られる餅菓子で奈良県では主に東吉野村と川上村で作られていたそうです。
木の枝をそのまま使ったワイルドな姿に興味をそそられ、実際にでんがらを食べてみたくなり東吉野村の道の駅「ひよしのさとマルシェ」に
行って来ました。
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数年前の誰かのsnsでこちらのでんがらが紹介されていたので、売っていないか期待していましたが、残念ながらありませんでした。代わりにと言っては何ですが朴葉寿司が売っていました。
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昨年紹介した洞川温泉の一切れサイズの朴葉寿司と違い、朴葉を目一杯使った切り分けて食べる大きなお寿司です。朴葉の鮮やかな緑がきれいで、お寿司もとてもおいしかったです。

ひよしのさとマルシェを後にして、車で国道166号線を25分程走ると三重県飯高町に入ります。
調べてみると、飯高町にも「でんがら」があるそうです。
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166号線の道沿いにある「おふく茶屋」に行きました。
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飯高町のでんがらは四角い形をしています。
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こちらの中身はよもぎ餅でしたが白い餅もありました。包みを開けると朴葉の香りが少ししました。
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飯高町はでんがらが郷土菓子として割と有名で、テレビ番組にも紹介された事があるそうです。

飯高町で、でんがらに出会えたもののやっぱり枝付きのでんがらが食べてみたいので、今度は奈良県川上村に行きました。数年前のsnsではでんがらの記事は見かけましたが、残念ながら手に入れる事は出来ませんでした。

柿の葉寿司のお店に入った時にお店の人にでんがらについて尋ねて見ると、その場にいた数人の方が口々に「昔は作ってたけど今は作って無いわね〜」と話されていました。なんでも朴葉の香りが強くて苦手な人が多いのだそうです。

作られなくなった原因の一つに朴葉の香りが挙げられたのはとても意外でした。
私は自分達で採ってきた朴葉で朴葉飯を作ったり、洞川温泉や東吉野村の朴葉寿司を食べたりしたけど朴葉の香りがキツいと感じた事は無かったです。

その後もあきらめの悪い私はでんがらの事を調べていると、長野県木曽地方の郷土菓子に「朴葉巻き」と言う「枝付きでんがら」とそっくりな餅菓子がある事を知りました。

何件かの和菓子屋で作られていて早速お取り寄せしてみました。
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長野県の御菓子司宝来屋さんで買いました。お店の紙袋にも朴葉巻きの絵が描いてあります。
朴葉巻きも端午の節句や朴葉の若葉が繁る初夏の季節に食べられます。宝来屋さんでは5月中旬から7月末まで販売しているそうです。
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枝付きのままクール便で届きました。
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枝からちぎって食べます。
味は蕎麦生地に粒あん、米粉生地にみそくるみあんと同じく米粉生地にこしあんの3種類があります。
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白みそくるみあんです。一口食べると朴葉の強い香りが口いっぱいに広がります。今まで味わった中で一番強烈な香りです。奈良県川上村の人が言ってた好き嫌いが分かれると言うのがわかります。
香りのクセはかなり強いですが、中のみそくるみあんとの相性が良くて私は3種類の中で一番好きでした。
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蕎麦生地の粒あん。蕎麦の風味と朴葉の香りがちょっと合わないかなと思いました。でも、おいしかったです。

木曽地方では出来立てを食べるより朴葉の香りが餅にしっかり付いた2日目のものが好まれるようです。この好みの違いが朴葉巻きが木曽地方では今でもメジャーなお菓子として残ったのかなと思いました。

奈良のでんがらと長野の朴葉巻きは、どこから始まってどのルートを通って伝わったのか?そして、三重県飯高町では四角い形だったのは何故なのか?また、来年のこの季節までにいろいろ調べて見ると面白いと思いました。


さて話は変わって今度は朴の木の話です。
先日ホームセンターで朴の板を手に入れました。
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赤太部分で木目も細かくてまっすぐないい材料です。この板で木べらを作ろうと思います。
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だいたいの形を決めて型取りします。

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型に合わせてノコギリできり落とします。

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後はひたすら切り出し小刀で削ります。もっと要領いい方法があると思いますが、私は木を削るのが好きなので今回は気長に削ります。

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板に厚みがあるため全体的な厚みを調整します。
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こんな感じで良いかな?とりあえず完成!
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使うかわからんけど柄に穴開けとこう。

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早速使ってみました。
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今まで料理するときは愛用の木しゃもじを使っていましたが、引っ越しのドタバタで失くしてしまいました。それからは、本来は汁をすくったりする用途の同じく朴の木で作られた有働杓子(うとうしゃくし)に炒めものやチャーハンにとかなり活躍してもらっていました。これからはこの木べらに頑張ってもらいます!
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カレーも底を焦がさないようにかき混ぜやすいです。これなら気兼ねなくいろいろな料理に使えそうです。

朴の木は軽くて柔らかく加工しやすいので、タンスなどにも使われるそうです。轆轤(ろくろ)で器を作るときの型に使ったりもします。

朴の木は山間部の人々の暮らしにはとても身近な存在であったと改めて感じることができて興味深かったです。

本当はもっと早くに記事を公開したかったのですが、このブログ書くの遅すぎてすっかり朴葉の若葉の季節が終わりに近づいてしまいました。 (TT)

穴の開いたお椀を修理する

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こんにちはコタツです。
梅雨らしいどんよりした天気が続いている中、我が家の庭のアジサイの花も咲き誇っています。やっぱりアジサイの花は晴れた景色より雨が似合うなぁと思う今日この頃です。

先日、友人から以前私があげたお椀に穴が開いて水が漏れると相談されました。

このお椀は10年位前私が木地の勉強を始めたばかりの時に、研修所の先生の手を借りて(と言うか、ほぼ先生が仕上げた)作った初めての器です。
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お椀の底の写真です。矢印の部分に穴が開いています。このお椀は丸太の木を使っているので、木の芯の部分に穴が開いています。
今回は穴を塞いで水漏れを無くし再び使えるようにしたいと思います。


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穴にキリを通して均等な丸い穴にします。

穴を埋めるために大きさに合った木を削ります。このお椀はキハダと言う木で作られていて、できれば同じキハダを使うのが良いのですが、適当な材料が無いので今回は欅(けやき)を使います。

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欅の端材を割って使います。
大きさが合えばつまようじとかでも良いです。
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穴の大きさを確認しながら削ります。
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反対側まで通ればokです。

そして、ここで先日鍋の蓋をくっつけた麦漆を使います。
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麦漆を塗った木を穴に差し込みます。

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このまま漆を固めます。

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麦漆が固まったら余分な木をある程度ノコギリで切り落とします。

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まず外側から轆轤にセットして少し残った木もろとも挽いて埋めた部分の出っ張りが無くなればokです。
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続いて内側を挽きます。
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轆轤にセットして回転させると10年前のお椀なので少し木が動いていて微妙にフチがガタガタします。ある程度は仕方がないのでそのまま挽きます。
この木は熱乾燥もせず丸太から一気に仕上げてるので、今までラーメンとか熱い物を入れて使っていた割にはあまり動いて無い印象です。
乾燥して段階を経て仕上げた材料でも下手したら直径のタテヨコで数ミリほど差が出て楕円になる場合があります。

内側を挽き始めたところで、問題が出てきました。
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木の中心から放射状に細かいひびのように割れが広がっています。
これは、木目に対して直角に割れる芯割れと言う割れ方です。
この割れは後々広がって来て下手したら仕上がった後にパッカーンと器が割れる事があるので、普段の仕事の時は芯割れが見つかったら、たとえ数ミリでも出荷しません。

裏側は割れていないので、少し深くして割れが取れないか挽いてみます。
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少し取れましたが、割れを完全に取り去ることは難しいので、このまま漆を塗る事にします。

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漆を割れの部分にしっかり染み込ませるように塗ります。

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漆が固まったらペーパーで研ぎます。

その後、また何回か漆を塗り重ねます。
以前の記事で漆を塗る刷毛(はけ)の話をしましたが、毛羽立ちしない布(ジョーゼットが良いらしい)でタンポンを作り塗る方法もあります。 

そして、研修所の同級生のT君が教えてくれた方法がこちら。
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キッチンの水切りネットを使う方法です。綿をラップで包み、それをネットで包みます。ネットはしっかりした物を選びます。ストッキングタイプと呼ばれる物はうまく塗れないので止めた方がいいです。
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手袋も青いので見づらいですが、タンポンの先に漆を付けてクルクル小さい円を描くように塗っています。

一つだけ漆を塗る時は刷毛の手入れがめんどくさいので、タンポンを何個か作っておくとすぐに塗れて便利です。

プロの職人は、人間の髪の毛を使った高価な刷毛を使います。それは、1日100個とかを毎日塗るので耐久性があり、安定した仕事をするために最も良い道具だからです。

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最初にテレピンで希釈した漆を塗る時にホームセンターで買って来た刷毛を使った事があります。2〜3回は使えましたが、抜け毛がひどくて使うのを止めました。100均とかで買って使い捨てで使っても良いかもしれません。
あと、歯ブラシとかも簡単な漆塗りに使えそうです。

話は逸れましたが、研ぎの後に6回漆を塗り重ねて完成しました。
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高台の中。ちょっとブサイクですが、しっかり埋まっています。
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中の埋め木はほとんど目立たなくなっています。ですが、割れはしっかり残っています。
丸い木は最初に芯を抜いて、今回のように違う部位で埋め木をして器を作ると木が割れにくいです。
このお椀が丸木のままで熱い物をを入れても派手に割れなかったのは、キハダの木の特性だと思います。後日師匠に聞いてみると、キハダや漆などの柔らかい木は丸木でも割れにくいそうです。
普段よく使う欅で同じように使ったらすぐにパッカーンとパックマンのように割れたでしょう。

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水を入れて1時間位置いておきます。
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1時間経過して、下に敷いておいたティッシュペーパーが全然濡れてなかったので修理完了です。

割れが完全に消えていないので、いずれまた水漏れすると思いますがその時にまた考えます。

今回はとりあえず使えるようにするのが目的なので仕事は雑ですが、これでいいのだ!

奈良の秘境!野迫川村(のせがわむら)で生ワサビ丼を食べる。

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こんにちはコタツです。
先日、梅雨の中休みのよく晴れた日に奈良県野迫川村(のせがわむら)に行って来ました。

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正直、奈良県に住んでいながら野迫川村がどこにあるのか全然知りませんでした。
昨年、高野山に行く途中たまたま野迫川村を通り「あっこんな所にあるのか!」と思いました。
その時、割と険しい山道の奥の小さい集落にバイクのツーリングの人達で賑わうお店がありました。看板に生ワサビ丼と書いてあり、とても気になったのですが急いでいたのでその時はスルーしました。後で調べたらその年の生ワサビ丼はその日が最後だったようです。
期間限定に弱い私は、お店のsnsを調べて今年も生ワサビ丼が始まったと知り食べに行きました。

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「昭和食堂」と言う土曜日と日曜日だけ開いてるお店です。朝6:30からやっています。
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お店の周辺は古い民家があり、トトロが出てきそうな雰囲気です。
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お店の方によると、江戸時代に徳川家が守り栽培していた品種だそうです。
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ワサビ丼が運ばれて来ました。生ワサビが一本付いています。余った生ワサビは持って帰れます。
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ちょっと見にくいですが、すりおろした生ワサビをご飯にに乗せます。

以前、テレビですりおろしたワサビは甘みがあると言っていたのできっと爽やかな辛みの中にほのかな甘みを感じる味わいなんだろうと思い、大きめのワサビのかたまりが乗ったご飯を
口に入れました。    
すると…。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!っ!
辛い〜っ!
脳みそに刺さる〜!なんか耳まで痛い〜!
涙がと鼻水がめちゃくちゃ出てきます。
口と鼻を押さえてフリーズする私。🥶

しばらくすると治ってきました。
あ〜死ぬかと思った〜。

なんか調子のってワサビすりおろしまくったので、その後も悶えながらなんとか完食しました。
最後、少しだけご飯に乗せるとほのかに辛味が感じられ美味しかったです。
お店の人に「死ぬかと思いました。」と言うと「でしょ〜。」と笑っておられました。
生ワサビ初心者あるあるみたいです。

その後、お店の人に野迫川村の話をいろいろ聞きました。
野迫川村は雲海が見られる事で有名で、雲海の写真を撮る「雲海ハンター」や海外からも見に来る人がいるそうです。
お店にも雲海の写真が複数飾ってありました。なんでもお店の人に素晴らしいと認められた写真にはプレゼントがあるそうです。

昨年、野迫川村を訪れた時(と言うか通過)昭和食堂の前から高野山に続く高野龍神スカイラインという道路に出たのですが、Googleマップの案内した道がバイクともすれ違うのが難しくかなり過酷で、その印象が強く残っていたので野迫川村に行くのを躊躇していました。ですが、お店の人によるともっと楽に走れる道があるとの事。
Google先生ヒドイ!😭
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お店の人が地図に通ると狭くて過酷な道や雲海スポットに印をしてくださいました。

安心したので、昭和食堂を後にして少しドライブしてみました。
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星空や雲海がよく見えるポイントには案内があります。
続いて、立里荒神社(たてりこうじんじゃ)に行きました。
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以前このブログでも紹介した笠山荒神社(かさやまこうじんじゃ)と共に日本三大荒神社と言われる神社です。

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いろんな鳥に出会えるかも知れません。
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ここから登ります。
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山の上の本殿まで鳥居がずっと続いています。

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本殿に着きました。

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木を大事にした作りになっています。

この神社からは雲海や冬になると樹氷がきれいに見えるそうです。

野迫川村の印象は一言でいうと、「ほぼ、山」て感じです。奈良県の南部自体がほぼ山なんですが…。
昨年訪れた時もお盆前で溶けそうな暑さでしたが、野迫川村は標高も高いためか少し涼しく感じました。
同じ奈良県に住んでいてもバスなどほとんどなく行きにくい場所ですが、一度訪れてみても良いと思います。
ですが、車で行く場合冬は降雪や路面凍結もあるため冬用タイヤやチェーンの準備が必要です。

さて自宅に帰り昭和食堂で買ってきたワサビを味わってみました。
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小さい方は生ワサビ丼の残り。
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海鮮丼にワサビ醤油!これはもう間違いない!
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トマト、モッツァレラ、アボカドのサラダ。オリーブ油と塩にワサビをプラスします。 
これはなかなかワサビのチーズとアボカドがワサビの辛さをやわらげながらもピリッとしたアクセントがありました。
でも、おいしいけどあんまりパンチ無いなー。と思って大きなかたまりを口に入れると、案の定
!!!!!!!!!!!!!!!!!!っ!てなりました。(学習能力ゼロ

最後に昭和食堂の生ワサビは期間限定で、今年は6月いっぱいで終了するかも知れないそうです。もし、機会があれば是非味わってみて下さい。

淡竹(はちく)を採りに行く

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こんにちはコタツです。
今年は桜が散るのも早ければ、5月の爽やかな気候を味わう暇も無く、早くも梅雨入りしてすっきりしない天気が続いています。
そんな中、友人のお母さんと淡竹(はちく)を採りに行って来ました。

淡竹とは、中国原産の竹の一種で日本では孟宗竹(もうそうちく)、真竹(まだけ)に次いで多く植栽されているようです。一般に呼ばれるタケノコは孟宗竹のものだそうです。

友人宅から車で数分の所にあるスーパーの裏手の竹林に入っていきます。
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割と急な斜面の先に川があります。斜面を下る時に竹につかまりながら降りていきますが、お母さんから枯れた竹だと折れたりするので生の竹につかまるように言われました。

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この日はライバルに先を越されたようで、かなり採られた後でした。アクセスしやすい為か人気スポットのようです。
しかし、心を落ち着けるとだんだん見えてくるではありませんか採り残された淡竹たちが!
山菜採りにも言える事ですが、最初全然山菜が見えずに踏んで歩いてるのに一度見えだすと、どんどん見えてくるのが不思議です。

孟宗竹(もうそうちく)のタケノコとかは土に埋まった部分を掘り起こして採る事が多いですが、淡竹は出ている部分を足で折って採ります。お母さんは土から結構伸びた物も採っていました。タケノコ掘りに慣れていた私にしたら、「それは、もはや竹になってるんじゃないか?」と思いながら見ていました。

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遠くに見えるのが、竹林を果敢に進んで行くお母さん。
時間にすると15分位で結構採れたので帰ります。
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採れた淡竹を全部並べて記念撮影したら、すぐ皮をむいて米糠を入れた水から茹でます。
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孟宗竹のタケノコに比べてアクが少なくあっさりしているのが特徴だそうです。
皮むきは私が担当しました。(ドヤ顔!)

その間にお母さんはお昼ご飯を作ってくれました。出かけていた友人も帰って来たので3人でいただきました。
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前から食べたいと言っていた「おにぎらず」と「肉巻き寿司」です。
お母さんは料理が得意でとてもおいしいのですが、以前スーパーで勤めていた事もあり、巻き寿司を巻く手際はめちゃくちゃいいです。最近は作ってくれないけど、コロッケを入れた巻き寿司が最高です。
友人とは高校時代からの付き合いで、何かと家にお邪魔しては、お母さんの作ったご飯をいただいていました。働いてからだと一人暮らししていたので、自分の母親のご飯より食べてる気がします。ほぼ、我が家の味になっています。

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茹でたての淡竹を入れた味噌汁です。茹でる時に入れた米糠の風味も少しして柔らかくておいしかったです。

茹で上がった淡竹を持って帰って淡竹料理を作りました。
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淡竹御膳!全体的に黄色い!
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炊き込みご飯
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春巻きと天ぷら
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牛肉と淡竹の炒め物
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味噌汁
ちょっと緑がかって固いかなと思った部分も柔らかくておいしく食べられました。
あ〜お腹いっぱいやー!

茹でた淡竹は冷凍もできるみたいですが、持って帰った分全部使い切りました。

石川県の木地師の師匠も山好きで春になると山菜やらタケノコやら採りまくっていました。
今までは旬の物と言うと出た時に少し味わって季節を感じるものと思っていたのですが、石川で感じたのは旬のものは、その時期めちゃくちゃ採れるので毎日食べ続けてもう飽きたって頃に旬が終わりそして1年経ってまたその季節になる頃に食べたくなる印象です。
昔の人は食料の保存方法も限られているし、この時期だけしか食べられない食材をあの手この手で料理して味わったのではないでしょうか。

奈良県に帰ってからは山菜を採りに山に行く事もなかったので、淡竹を採りに行って楽しかったです。
来年も行きたいので、それまで元気に過ごして下さいねお母さん!

古い鍋をカスタムしてみた。

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こんにちはコタツです。5月は私の大好きな季節で、うす緑色の若葉に彩られた山々を眺めると自分の中にも生命力があふれて来る感じがして、とてもワクワクします。あいかわらずグータラしていますが、やる気だけは満ち溢れています。^_^

さて、先日古道具屋さんで古い鍋を買ったのでちょっとだけ手を加えてみました。
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アルミの片口鍋です。おそらく手作業で叩いて伸ばしたであろう鎚目(つちめ)が付いていて良い雰囲気です。

そのままでは持ち手が熱くなるので、持ち手に籐(とう)を巻くことにしました。ネットで調べてほんの少しだけ販売している釣り竿などに巻く籐を買いました。
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しばらくぬるま湯に浸けてから巻き始めます。
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購入した籐は、3メートルが3つで合計9メートル入っていました。最初3メートルもあれば充分だろうと思っていましたが、すぐに無くなり途中で継ぎ足しました。
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継ぎ足し位置がブサイクですが、一応完成しました。後になって、もうちょっと太い籐やあけびのツルなんかも野性味が出てよかったなと思いました。今巻いたのが取れたら次はゴツゴツした感じにしようと思います。

続いて簡単なフタを作ろうと思います。
鍋のフタにはどのような木が適しているのかわかりませんが、昔に練習で使った欅(けやき)の材料があるので、大きさが合えばそのまま使いたいと思います。
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楽したいと言う横着な考えを見透かされたように、厚みはちょうどいいけど直径が足りない材料と直径はちょうどいいけど厚すぎる材料が見つかりました。結局厚い材料を挽いて薄くすることにしました。
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何回か轆轤から外し重さと厚みを確認します。
欅だからか重く感じます。
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厚みは出来たので次は把っ手を作ります。
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把っ手も欅の板を使います。
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形を整えます。
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後で漆で接着しやすいように接着面を少し窪ませます。
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こんな感じでいいかな?
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把っ手とフタに漆を塗ります。
ネットなどでフタの画像を調べると、把っ手はフタの部分に溝を彫り把っ手を差し込むタイプが多かったです。
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ちょっと暗くて見えにくいですが、赤い丸で囲った部分が溝に差し込んでる部分です。
しかし、そんな器用な技術は持ち合わせていないので、漆で接着したいと思います。

まず、接着剤として麦漆(むぎうるし)を作ります。YouTube先生に教えて頂きましたが、いつもの事ながら超テキトーに作るのであまり参考にはなりません。
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小麦粉を水でいい感じの硬さに練ります。
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小麦粉と生漆の割合は5:5位にします。
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小麦粉に少しずつ漆を混ぜていきます。
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よく練れば完成です。

麦漆は欠けた陶磁器を修復する金継ぎ(きんつぎ)にも使われています。あと、もち粉や米粉を火にかけよく練った物と漆を合わせる糊漆(のりうるし)も使われます。

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把っ手に麦漆を塗ります。
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この辺かなと思う所にえいっ!とくっ付けます。
後にこの安易でテキトーな作業が事件?を起こす事になります。(笑)
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ちょっとはみ出したけど、まあいいか。
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麦漆が固まったらペーパーで全体を軽く研ぎます。
もう一度漆を塗って完成です。
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早速、この鍋で野菜たっぷりのトマトスープを作りました。
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野菜を鍋に入れ火にかけていると異変が…。
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なんとフタが熱によって反りはじめたのです!
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まっすぐだったフタの木はどんどん動き、こんな感じになってしまいました。
とりあえず、フタの事は後で考えるとして、トマトスープは美味しく出来上がりました。

この鍋を古道具屋さんで見た時に片口から器にスープやカレーを流し入れたいと思ったので、やってみました。
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当たり前だけど、具が出ず汁しか出ない…。
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普通に杓子ですくって入れました。
流し込むなら具無しのポタージュスープとかが良いですね。
と言う事で、本来ならこの記事はこれでおしまいなんですが、反り返ったアイツ(フタ)の事をそのままにはできないので、もう少しお付き合い下さい。

木を扱う仕事をしてる人なら当たり前のことで、「こいつバカか?」と思われるはずですが、バカなりにいろいろ考えてみたいと思います。
木に熱をかけるから多少は動くだろうと予測していましたが、あんなに反り返るとは思っていませんでした。使った材料は、熱乾燥はしていませんが最初の状態になって10年は経過しています。
また、仕事で失敗した木の皿を漆を塗らずに使うと水洗いした時に反ることがあるけど、次の日木が乾燥するとほとんど元に戻っています。ですが、今回のフタは次の日もそのままでした。(T-T)
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次の日のアイツ(フタ)

木の乾燥不足が考えられます。今回の反り返りを防ぐなら、最初の薄くする前の段階で、鍋のフタにして先に充分動かしてから薄くすると良いのかなと思います。
木の乾燥の話もいずれしたいですが、実際に私が木地仕事を始めてから一番多い失敗が乾燥にまつわる話です。

木の乾燥だけで無く、めちゃくちゃ動いた原因に把っ手の付ける向きもあると思います。
なんとなく木目と同じ方向がきれいかなー。なんて考えてテキトーにくっつけましたが、後で、いろいろな木のフタを画像検索すると、そのどれもが木目と直角に把っ手が付いてるではありませんか!
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このフタで言うと赤い線位の向きが良いかと思われます。
ですよねー。木の動く方向はだいたい決まってるんだからそれを抑える方向にするってちょっと考えたらわかるはずなのに。(~_~;)

あと、他の画像見てみると一枚の板で作られてるフタもありましたが、何枚かの板を並べてたり真ん中で違う材料を繋げているものもあり、材料の関係もあると思いますが、材料が細いほど動きも小さくなるから都合がよかったのかな?なんて考えてしまいます。

とりあえずこのフタはいろいろ楽しかったので今後もそのままで使うことにいたします。

でも商品や注文品じゃなくて本当によかった!商品なら大クレームやわ!

奈良茶碗と茶粥と茶飯の関係

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こんにちはコタツです。
先日、耐震工事の為に閉館していた奈良県立民俗博物館がリニューアルオープンしたので行って来ました。
そこに、奈良茶碗と呼ばれる物が展示されてあり気になったので、奈良の郷土食である茶粥、そして奈良ではあまり聞かない茶飯(ちゃめし)と合わせていろいろ調べてみました。
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奈良茶碗の存在は今まで知りませんでした。このブログを始めてから食や器の文化を調べていると、知らない事が多く出てきて自分の無知さを痛感します。しかし、新しい発見がまだまだあると思うと楽しみでもあります。

茶粥は奈良の名物としてよく聞くのですが、茶飯と言う食べ物があると知り、早速食べに行きました。
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奈良公園の奥、若草山の近くにある「茶亭ゆうすい」で茶飯とにゅうめんのセットを頂きました。
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ゆ茶飯は米と大豆をほうじ茶で炊いたご飯です。口に入れるとほうじ茶の風味が広がります。大豆もお茶のエキスを吸って香ばしく感じました。茶粥と同じように塩味などの味付けは無く漬物やおかずと一緒に食べるとおいしいです。

茶粥は、奈良だけでなく近畿地方をはじめ西日本、九州などの地域でも食べられていたようです。茶粥と言えば奈良と言われるようになったのか発祥は、はっきりとわかっていないようですが、ある説には、奈良時代東大寺の大仏建立の時に茶粥を食べて米の食い伸ばし、つまり節米することにより庶民も聖武天皇の大仏建立に協力したとあるそうです。しかし、この説は信憑性が定かでは無いようで、実際は江戸時代初期に倹約家の奈良町民が奈良高畑(たかばたけ)の神職に習った所から始まったそうです。
また、東大寺の修二会(しゅにえ)でも修行僧が茶粥を食べているそうですが、炊き上がったら茶粥の米を半分ほどザルで掬い取りお櫃に入れておきます。この部分を「あげ茶」の略で、「ゲチャ」と呼び、残りの米の少ない部分を「ゴボ」と呼ぶそうです。食べる時にゲチャの上にゴボをかけて食べるそうです。若い僧侶はゲチャだけ食べたり、年配の僧侶はゴボ多めなど米と水分を調整していたようです。この茶粥のゲチャの部分が東大寺の僧房で作られていた茶飯として、後に江戸で広まっていくのではないかと考えられています。

さて、奈良茶飯ですが始まりは江戸時代1657年の明暦の大火の後だそうです。
江戸の地に幕府ができて急速に人口が増え町が大きくなっていきました。江戸の町は度々火事が起こっていましたが、明暦の大火は江戸城を焼失し江戸の町を3分の2も焼き尽くす大変な災害でした。
その火事の後、浅草の金龍山の門前の茶店に奈良茶飯と豆腐汁、煮物などのおかずの定食を出す店が現れました。
それまで、前日から予約して食べに行く高級な料理屋はあったようですが、当日注文して手頃な価格で食べられる奈良茶飯の店は庶民の間で大人気となり、瞬く間に江戸の町で流行し、奈良茶飯のお店や屋台は増えていきました。復興のために江戸にやってきた土木作業を行う人達にも人気だったのではないでしょうか?
奈良茶飯は日本の外食産業のはじまりと言えると思います。
やがて、奈良茶飯の流行は江戸から宿場町を経て逆輸入され関西でも流行したようです。
奈良茶飯の流行に伴い茶飯や茶粥を入れる蓋付きの飯茶碗「奈良茶碗」が登場します。奈良と名前が付いていますが作られていたのは奈良では無く始めは九州の有田、後に美濃などで作られます。
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奈良茶碗を集めた図録
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形の定義はないようですが、高台が広くどっしりした形が多いようです。奈良茶飯は舟や屋台でも売られていたようなので、安定感があるように高台が広く作られていたのかなと思います。
陶磁器でご飯を食べるようになったのは江戸時代に入ってからで、それまでは漆器や木器を使っていました。最初は位の高い人達が使っていましたが、やがて庶民に広がっていきました。その間に発生した外食産業が発展すると共に奈良茶碗が生まれてたくさん流通するようになったと考えられます。

私も奈良茶碗が欲しくなり、奈良茶碗を探して古道具屋さんやリサイクルショップを何軒か見てまわったのですが、はっきり奈良茶碗とわかる物には出会えませんでした。蓋付きの小さ目の飯茶碗を手に入れました。
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どこかで読んだ記事で奈良茶碗の蓋は漬物などを乗せるるため皿として使われたので蓋を裏向けると親茶碗と柄が揃うと書いてたように思うので、これは私の中で奈良茶碗と言う事にしますっ!(強引!)
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早速この奈良茶碗で茶粥を食べてみました。
今までちゃんとした茶粥を食べた事が無いので正解はわかりませんが、スーパーに行くと茶粥用のお茶パックが売っていました。
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そして、茶粥を掬うのは大塔の栗杓子です。鍋小さすぎて大きさ合ってないけど…。
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本やネットで調べてみると、奈良は地域にもよりますが、水分多めで強火で一気に炊き上げサラサラしたお粥が好まれるようです。
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蓋に漬物を盛り付け茶粥を食べてみました。
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ほうじ茶の香りが口いっぱいに広がり、とてもおいしいです。
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昔の人は茶粥に米をいっぱい入れる事はできず餅や芋、栗、保存していたかき餅など入れて食べていたようです。

また、江戸では奈良茶漬と言う二番煎じの奈良茶で炊いた茶飯に初煎の濃いお茶をかけてお茶の風味を楽しむ食べ方もあったようです。
自分で茶粥を作ってみて、思ったよりお茶の風味が強く印象に残る食べ物だなと感じました。

こうして、奈良の人達が知らない所で奈良茶飯が流行り、奈良茶碗と呼ばれる器まで奈良が知らない所で量産されているのはとても面白いなと思いました。
最初にお店を作り奈良茶飯を看板商品にしてくれた人ありがとう!

〈参考文献〉

茶粥・茶飯・奈良茶碗 全国に伝播した「奈良茶」の秘密
著者:鹿谷勲
発行者:納谷嘉人
発行所:株式会社淡交社

奈良茶碗
発行:楠田三郎
収蔵:豊田市民芸館
製作:株式会社光琳社・京都

日本の食生活全集29 奈良の食事
著者:藤本幸平 他編
出版:農山漁村文化協会(農文協)

イチゴづくし!

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こんにちはコタツです。
今年の桜は、ぼんやりしているうちにあっと言う間に満開になって散ってしまった印象です。
先日、友人と明日香にサイクリングに行ったり。お花見バーベキューに誘ってもらったりと春らしい事を満喫しています。
新型コロナウイルスの感染拡大も2年目に突入しウンザリしてる今日この頃ですが、まだまだおウチ時間が必要かと思われます。
そんな中、スーパーでおいしそうなイチゴが売っていたのでイチゴを使ったお菓子をいろいろ作って家の中で春を感じてみました。
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超有名な「あまおう」を買いました。
私の中の憧れの食べ物であるフルーツサンド!今回はイチゴで作りました。
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イチゴを半分の部分に丸ごと乗せて切った時切り口が見えるようにします。
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イチゴの上にクリームを乗せます。食パンの耳は切り落とすと小さくなるのが嫌でいつもそのままです。
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一個失敗して切ってもイチゴはどこへ行ったのか?クリームしか出て来ませんでしたが、これは、しっかりイチゴが見える見事な断面に切れました。(自画自賛!)

次は、イチゴ大福を作りました。
私は洋菓子の方が好きなので、普段あまり和菓子を食べないのですが、イチゴ大福は大好きです。ほんとイチゴ大福考えた人は天才だと思います。
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ヘタを包丁で切ると水気が出るので、手でちぎります。
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こしあんの粉に水と砂糖を加えて練ります。餡は水加減が難しいです。
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イチゴの先端が少し出るように餡で包みます。
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白玉粉と水、砂糖を混ぜてレンジにかけます。
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途中で混ぜて、もう一度レンジにかけます。
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レンジの後よく練ると求肥(ぎゅうひ)ができます。
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8等分して。
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くっつかないように先程の餡を包めば完成です。(形悪いけど…。)

最後に、イチゴのヘタを取り砂糖を混ぜてフォークなどで潰します。
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イチゴから水分がいっぱい出てきます。
少し取り分けて、砂糖とレモン汁を加え炭酸水を注げばイチゴソーダの出来上がりです。
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残りのイチゴに牛乳、ゼラチンを加えて湯煎にかけ最後に生クリームを加えて型に流し冷蔵庫で冷やし固めればイチゴババロアの出来上がりです。
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どうした事か、途中の工程の写真をすっかり取り忘れていました。(TT)

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イチゴフルコース!
こうして並べてみると、イチゴの色合いでテーブルが華やかになります。クリスマスシーズンもイチゴの収穫量は多いようですが、やっぱりイチゴは春が似合います。
春になり、今まで沈黙していたような草木や虫が急に忙しく動き回っています。私も負けずに賑やかな雰囲気を日々の生活にも取り入れる工夫をして楽しく過ごして行きたいと思います。