器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

米の調理法

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こんにちは、コタツです。

先日まで、10月にしてはものすごく暑かったのですが天気予報で言っていた通り急に寒くなり、扇風機を片付けると同時にファンヒーターを出しました。
暑いのも寒いのも苦手な私は、春と秋だけが楽しみなのに「秋飛ばして冬になるなんて何かの嫌がらせかなー」とファンヒーターの前で丸くなりながら考えています。

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前回、弥生時代の稲作道具である石包丁を作りましたが、今回は米の調理法の話をしたいと思います。

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現在の日本では、米を炊く時に炊飯器を使う事が多いです。
場合によってはカマドや鍋を使うこともありますが、いずれも炊き上がりに余分な水分が無くなるように計算して水を入れて米を炊きます。
このような米の炊き方を「炊き干し法(たきほしほう)」といいます。

それに対してたっぷりの水で米を茹でて余分な水分を捨てる調理法を「湯取り法(ゆとりほう)」といいます。

湯取り法で米を茹でてみました。
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米0.5合に水をたっぷり入れて火にかけます。

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だいたい20分茹でたら茹で汁を捨てます。

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再び鍋に戻し少し蒸らして出来上がりです。

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米のモチモチ感や粘りはあまりありません。誰かが言っていたけど、一度洗って表面の粘りを取った感じで炊き干し法よりあっさりした味わいです。
モチモチ感が無いので少し物足り無く感じますが、これはこれでおいしく食べられます。

炊き干し法が出てくるまで湯取り法が一般的でした。それは、調理の場所が主に囲炉裏であった事と庶民は米に麦や稗などの雑穀を入れたカテ飯が主流であり雑穀を調理する為に大量の水で雑穀をふやかして茹でる方法が向いていたからだと考えられます。

やがて、かまどが登場し本来湯を沸かす道具であった釜で米を炊くようになります。
江戸時代くらいから徐々に炊き干し方が広まっていったそうです。
かまどは西日本で広がり東北地方には羽釜の普及はだいぶ遅れ炊き干し法が一般的になったのは近年だそうです。
東北地方が長い間かまどを使わず囲炉裏中心の食生活だったのは寒冷な気候も要因の一つと考えられています。

そして、この湯取り法は割と世界ではメジャーな調理法で、長粒米のタイ米やバスマティライスなどは湯取り法で茹でる事が多いみたいです。
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タイ米を湯取り法で茹でてみました。

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茹で時間をちょっと失敗したけど粘りが無くてパラパラしていてカレーにものすごく合います。
カレーに対してご飯がかなり多かったけど、あっさりしていたので最後までおいしく食べられました。
おいしさがクセになりそうで、今度違う種類の長粒米を買っていろいろなカレーを食べてみようと考えてます。

また、湯取り法はでんぷん質の茹で汁を捨てるので糖質カットになりダイエットに良いそうです。

それから、前回行った河内長野ふれあい学習館で展示されていた弥生時代の蒸し器からもわかるように米を蒸す調理法も広く行われていました。
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1時間ほど水につけた米を皿に入れて火の通りが平均になるように平たくして蒸し器に入れます。

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だいたい25分くらい蒸したらモチモチのご飯ができあがりました。
うるち米を使いましたが餅米のおこわみたいにかみごたえがあってとてもおいしいご飯です。

炊き干し法と湯取り法で調理したご飯を「姫飯(ひめいい)」、蒸したご飯を「強飯(こわいい)」と呼んでいたそうです。

調べたわけではありませんが、「おこわ」は強飯から呼び名がきているのではないかと思います。

最後に、昔の米の保存食「干し飯(ほしいい)」を作ってみたいと思います。

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蒸したご飯を出来るだけ薄く広げます。炊飯器で炊いたご飯でもできます。


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本来は天日干しするそうですが、出したばかりのファンヒーターを使いご飯を乾燥させます。

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一日3時間ほどファンヒーターの前に置いて温風を当てると2日ほどでほぼ乾燥しました。
保存させるにはしっかり水分を抜く必要があります。つまんでみて弾力を感じるなら、まだ水分が抜けきっていません。
しっかり乾燥したものは保存状態にもよりますが、20年持つと言われています。

干し飯の歴史は古く一説には古事記に出てくるヤマトタケルノミコトも食したと言われています。
また、戦国時代は兵士達の兵糧として用いられたそうです。

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乾燥した干し飯をお湯で戻して食べてみることにしました。

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途中何回かかきまぜて40分位待ちました。
すっかり冷めてしまったのと所どころ戻り切らずに堅い部分もあったけど普通にご飯としておいしくいただけます。
昔は、非常時はそのまま食べたり水で戻したりしていたようです。

今回、干し飯作りにファンヒーターを使いましたが後で調べてみると防災食でよく目にする「アルファ化米」の作り方が温風を当てて急速乾燥させる方法だそうです。干し飯の進化したものと言われています。

以前、食べた市販のアルファ化米はきれいに戻ったけど、今回戻すのに時間がかかった理由はなんだろうか?と思いネットなどを調べるとどうも保温が足りなくて時間がかかったようです。
保温水筒などに入れて戻すと割と早く戻るかもしれません。

今年はスーパーでも米の価格が安いです。知り合いの農家さんに聞いてみると、昨年と今年は米が余っていて価格が上がらないそうです。新型コロナで外食産業が低迷したからなどさまざまな理由があると思います。
買う方はとても助かるのですが、大変な苦労をして米を作った農家さんにとっては苦しい状況だと思います。

だから、糖質と言って嫌わずにもっとお米を食べたいと思いました。

〈参考文献〉
めし・みそ・はし・わん
著者:宮本馨太郎
発行所:岩崎美術社

全集 日本の食文化
第三巻 米・麦・雑穀・豆
監修:芳賀登
   石川寛子
発行所:雄山閣出版株式会社

〈参考にさせて頂いたサイト〉
丸ごと小泉武夫食マガジン
https://koizumipress.com/archives/10350

JBPRESS 食の研究所
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40806

尾西食品株式会社
https://www.onisifoods.co.jp/about/

石包丁を作る

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こんにちは、コタツです。
10月に入ってから天気の良い日が続き、近所の田んぼも次々と稲刈りを終わらせています。

わっさわっさと黄金色に実っていた稲穂がすっかり刈り取られ丸坊主になった田んぼは少々寂しく感じます。しかし、その代わりと言ってはなんですが新米がスーパーなどに出回りお米のおいしい季節がやって参ります。

そこで、弥生時代の稲作の道具である石包丁を作る体験をして来ました。

行って来たのは、大阪府河内長野市の「ふるさと歴史学習館」です。
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こちらは、かなりこじんまりとした施設ですが無料で入場できてとても興味深い展示が見られます。

石包丁作りの体験を申し込むと係の方が「物とか切れませんよ」と言われました。
私は、前もって石包丁の用途を調べたので問題はありませんでしたが、特に小中学生男子や外国から来た人は切れないと聞いてガッカリしてしまい体験をやめる人もいるようです。

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こちらのキットを使います。
新型コロナウイルスの感染予防のため普通サイズは時間がかかるので今回はミニサイズの体験になります。

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最初にざっくりと作業の流れを説明していただきます。
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体験では滑石(かっせき)と言う石を使いました。
弥生時代この地域の石包丁はもっと硬い結晶片岩(けっしょうへんがん)と言う石を使っていたそうです。
当時結晶片岩は現在の和歌山県紀の川で採られたものが、この施設の近くにある三日市北遺跡(みっかいちきたいせき)まで運ばれていたようです。

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石をヤスリで削るなんてものすごい力が必要なんでは?と思っていたけど、かなり柔らかくて面白いほど削れていきます。木より柔らかいです。
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ちなみに削り粉はベビーパウダーやファンデーションの材料として利用されるそうです。

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だいたい形が決まったら80番の空研ぎペーパーで表面を整えていきます。
この時、普段木にペーパーをあてるようにすると係の方から「もっと力を入れずに表面を撫でるようにあてて下さい」と言われました。
滑石は木より柔らかいので強くあてると深い傷が入って取れなくなるそうです。

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最後に細かい水研ぎペーパーで表面を滑らかにしたらワセリンを塗って完成です。

もう少し形を整えたかったけど、体験は私1人だったので係の方とも話が弾み楽しくて時間が足りなくなりました。

その後、許可を頂いて展示物の写真を少し撮らせていただきました。

中でも興味深かったのは、朝鮮半島から伝わった弥生時代の蒸し器です。
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それまで米は甕(かめ)で茹でて茹で汁を捨てて食べていましたが、韓式系土器のコシキ(蒸し器)が伝わり米を蒸して食べる調理法が広まりました。
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発掘されたコシキ。
なんか穴大きすぎて米ダダ漏れしそうです。葉っぱか何か敷いていたのかな?

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発掘調査により現在の南海電鉄高野線(なんかいでんてつこうやせん)の三日市町(みっかいちちょう)駅周辺は弥生時代に朝鮮半島からの渡来人が住んでいたと考えられています。

石包丁も中国大陸や日本列島に分布しており、稲作文化と共に日本列島に伝わったと見られています。

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ミニサイズなのでわかりにくいですが、弥生時代には石包丁を使ってこんな感じで稲穂をむしりとるように収穫していたのではないでしょうか。

弥生時代の稲作は稲穂ごとに生育にばらつきがあり、何日も田んぼに入って実った稲穂だけを収穫していたようです。
やがて、農耕道具にも金属が使われるようになり、収穫も一気に行えるようになったため、この道具は姿を消していったのだと思います。

今回、石包丁を調べてみて、自分が食べているお米は長い時間をかけていろんな人達の創意工夫を経て現在に伝わっているんだなと感じながら先日買った新米を味わってみます。

家の庭でキャンプ飯

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こんにちは、コタツです。
9月は涼しいを通り越して寒く感じる日がありました。しかし、10月に入ってからどうした訳か急に気温が上がり残暑復活したような暑さを感じる毎日ですが皆様体調を崩したりしていませんか?

さて、私は普段からアウトドアがあまり好きでは無くて、バーベキューとかも後片付けの事を考えると「お店で食べれば楽なのに」と思ってしまいます。

まあ、これは単に私がとてもめんどくさがりな事と、子供の頃にとある理由で野外活動をする機会が多くあり、それが全然楽しくなかったからです。

私の中で、バーベキュー=野外活動となっていて、バーベキューやキャンプと聞くと「ああ、めんどくせぇ」と思ってしまいます。

しかし、昔父が趣味の山登りで使っていたガソリンバーナーを譲ってもらったので、使ってみる事にしました。

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「ホエーブス625」
お菓子の缶みたいな中にバーナーが入っています。
結構重くて大きいです。父が若い頃これをリュックに入れて山を登っていたらしい。
グータラ人間からしてみれば考えられん!

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燃料はホワイトガソリンを使います。

しかし、このバーナー使い方が少々ややこしくて、使い始めにプレヒートと言う作業が必要だそうです。
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下のタンクにホワイトガソリンを入れた後、自転車のタイヤに空気を入れるようにこの部品を何回も押して内部の圧力を上げます。
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その後、矢印の部分を暖めます。今回は固形燃料ですが、液体アルコールでも良いそうです。
YouTubeではガスバーナーの火を直に当ててる人もいました。
こうする事で燃料のホワイトガソリンが上に上がってくるそうです。
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ガス調節ツマミをひねると火が出たので鍋を乗せてみます。

キノコのスープを作ります。マッシュルーム入れると旨味が出ておいしいらしいです。
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材料を全てみじん切りにします。
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鍋に材料を入れてYouTubeなど見ながら(家のWi-Fiが入る)火が通るのを待っていましたが、一向に温度があがりません。
よく見ると火が消えていました。
その後、何回かプレヒートからやり直しましたがどうしても途中で火が消えてしまいます。

父に電話で聞いたりして、何十年も使っていないのでゴムなどの部品が劣化して取り替える必要があるかもしれないとの話でした。

この記事で、ホエーブスの話をここまで引っ張ったけど、ホエーブスの使用はまたの機会にして、(企画倒れやないかいっ!)
急遽、Iwatani様のカセットコンロにご登場いただきました。
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さすが、Iwatani様!安定の火力!

YouTubeなど見るヒマも無く鍋はジュウジュウと音をたてあっと言う間に材料が炒まっていきます。
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豆乳を投入!

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キノコスープ完成!

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前回作った栃(とち)の木のスープ皿を拭き漆で仕上げました。
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この鍋買った時にやって見たかった注ぎ方。

スープに合わせるのに、ハイジっぽい黒いパンがいいなと思ってカルディコーヒーで買ってきた「シュルンダー プンパニッケル」と言うドイツのライ麦パンです。
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このパン結構酸っぱくてパンと呼ぶにはまったくフワフワしていなくてポソポソしています。ですが、とても栄養価が高く保存も効くそうです。
私は、そのまま食べるのは苦手なんですが今回チーズを乗せてみるとすごく調和しておいしく食べることができました。
後で調べたらこの類のパンは具材を乗せて食べるのが一般的だそうです。

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アルプスには程遠いけど、アルプスをイメージしたスープセットが出来上がりました。

スープ皿の使い心地はどうかな?
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思ったより大容量。
スープだけでかなりお腹いっぱいになります。
シチューとかカレーライス入れてもいいかも。

あと、漆の仕上げはもう少し細かいペーパーで研いで光沢を出しても良いかなー。
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それと、外側は割ときれいに仕上げてしまったけど、失敗した内側のように少し粗さを残したほうが製品さが消え私がイメージする日常使いの民具に近づけたかなと思います。
また、改良品作ってみよう。形変わるかもしれないけど…。

庭先ですが、たまには野外活動も楽しいですね。
今度こそホエーブスを使うぞ!

栃(とち)の木でスープ皿を作る。それと器のフチの話

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こんにちはコタツです。
9月も半ばを過ぎて、いつも通りかかる田んぼの稲穂もたわわに実って頭を垂れています。彼岸花もあちこちで見かけ、夏が終わり秋の訪れを実感します。

さて、今回は私が普段よく使う欅(けやき)より柔らかい栃(とち)の木を使ってスープがおいしそうに見える器を作ろうと思います。
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以前仕事で買った材料ですが、底に大きな節が出てきて、それがどうしても仕上がり部分に出てくるので悩んだ結果ボツにした材料です。

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外側の形がだいたい決まったら刃物を変えて表面をきれいにします。
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こんな事してるの私だけだと思いますが、刃物の柄を底に当ててテーブルに見立て、自分も横向きに見てテーブルに置いた時の印象をイメージします。
たぶん他の人はこんな事しなくても仕上がりが、イメージできるはず。
私の場合、削ってる時はいい形と思っていても、轆轤(ろくろ)から外すと「ダサッ!!」と、びっくりする事がたまにあります。(^^)
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その後、やっぱり形が気に入らなくて何回か削り直した後ようやく気が済んだので外側が完成しました。
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ちょうど、底面の部分に節が出てきました。
でも、今回は自分で使うつもりだし、節があるからと言って使用に支障は無いので(ただ、見た目が悪い)そのまま仕上げます。

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続いて内側も仕上げます。
思ったより底が薄くなってしまったので、仕上げがかなり荒いけど終了します。(T . T)

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底の厚みは置いといて、最後にフチの形を決めます。
同じフチ厚みでも形によって印象が大きく変わるので、とても重要です。
この器は、ポッテリした雰囲気にしたいのでドーム型のような丸い形にしました。

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とりあえず完成!

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いつものように漆を塗って仕上げていきます。

木の器で思い浮かぶのがアニメのアルプスの少女ハイジです。
木の器に盛り付けられて湯気をあげるスープやチーズがのった黒いパンは、とてもおいしそうで見てるとお腹が空いてきます。
この器もスープがおいしそうに見えるといいなと思います。ですが、その前においしそうなスープ作らないとダメですね。


話は変わって、先程も出てきた器のフチの話を少しします。

私は、木地の注文をいただく時、同じ器を50個や100個の注文が多いです。
全部手作業なので型を使ったとしても完璧に同じ形にするのは難しいです。
完璧に形を揃えられないなら雰囲気を揃える事が大切になります。そこで、ポイントはいくつかありますが、中でも大切なのがフチの形を揃えることです。
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久しぶりに下手な絵で申し訳ありませんが、フチの絵です。

フチが薄い器は比較的形を揃えやすいですが、今回のスープボウルみたいにフチの厚みが3ミリ位あると、赤い線と青い線のように丸みの山の頂点をどの位置に持ってくるかによって印象がかなり変わります。

あと、切り落とす角度とかも揃えないと、重ねた時にバラバラの印象になってしまいます。

何日もかけて同じ器を仕上げていると、形がブレやすくなるので、最初に上の絵みたいなのを頭の中でイメージして削ると割と揃えやすいです。

器のフチで思い出すのが、研修所で轆轤を学んでいた時、卒業制作で30センチ位の大きな器を作っていました。
器の大きさに合わせてフチの厚みも6ミリ位あったと思います。
フチの形は作品の印象を決める大切なポイントです。
そのフチの形を決めるのに研修所の先生と30分位揉めて、最後にはケンカみたいになってしまいました。
今となっては、なんであんなピリピリしてたんだろ?もっと楽しくやればよかったのにと思いますが、あの時わからないなりに答えを知りたいと必死に喰らい付いたことで多くの事を学ぶことができました。
結局、その当時は自分にとって納得のいく答えは得られませんでした。しかし数年後「そう言えばあの時先生が言ってた感覚はこの事かな?」と気づく事があります。
フチに限らずあらゆる面で未だに全然わかってないし、やればやるほどわからない事も増えます。

今も模索中!たぶん一生模索中!^_−☆

重陽(ちょうよう)の節句

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こんにちはコタツです。
8月は暑さで死んでいましたが、9月に入り日中も暑さが少し和らぎ過ごしやすくなったので無事生き返りました!

先日スーパーでぼんやり買い物していたら、店内アナウンスで「重陽(ちょうよう)の節句」という言葉が耳に飛び込んできました。

以前、石川県に住んでいた時に友人が食用菊を使って重陽の節句を祝う食事会を開いてくれたことを思い出しました。懐かしくなったので自分なりに「重陽の節句」にちなんだ食事を作ってみようと思います。

「重陽の節句」とは、平安時代に中国から伝わった行事で、古来中国では奇数が陽の数字とされていました。その、陽の最大の数である九が2つ重なる九月九日は大変めでたい日で「重陽」といわれることになりました。

重陽の節句は菊の節句とも言われており、旧暦の九月九日は新暦の2021年では10月14日になります。江戸時代までは旧暦を使っていたので重陽の節句の時期にちょうど菊が咲いていたと思われます。
菊は邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。
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昔の人達は菊の花を愛でたりお酒に菊の花びらを浮かべて飲んだりして長寿を願ったそうです。

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いろいろ探してスーパーの成城石井で見つけました。しかし、小さい花しか無く今回はこれを使おうと思います。
たぶんお刺身とかに添える用だと思います。

後で調べたらネットでタンポポみたいに大きな食用菊が売られていました。(来年はいろいろな種類の菊を使ってみよう!)

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とりあえず茹でて見ました。お酢を入れるときれいな色に仕上がります。

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ほうれん草と共におひたしにしました。

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重陽の節句は庶民の間では「栗の節句」とも言われ栗ご飯を食べて祝っていたそうです。
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もう一つ欠かせないのが茄子です。「くんち(九日)に茄子を食べると中風にならない」という言い伝えがありました。

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これは、菊に見えるかなと思って作った餅米肉団子です。それぞれターメリックで黄色を黒米とゆかりで紫に米を染めてみました。下には菊菜でも敷きたかったのですが、びっくりするぐらい値段が高騰していたので大葉にしました。(T . T)

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これもオマケで作った菊花豆腐のお吸い物です。固めの絹ごし豆腐を使ったらきれいに開きました。

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菊の花も飾って重陽の節句膳出来上がり!
ボッチ観菊の宴です。
花は丸ごと食べるなら香りは飛びますが、茹でた方が苦味がマイルドになって良いと思います。花びらは生でもあまり苦味は気になりませんでした。
最近では食べられる花も売られていますが、花を食事として食べるのはなんとも非日常感があっていいですね。

節句は、本来節供と言われ季節の変わり目の行事に神様やご先祖様に食物を供えそれを自分達もいただく食事を意味していました。やがてその行事そのものが節供と呼ばれるようになり、近年節句へと呼び名が変わっていったといわれます。

節供は細かいものもいろいろあるそうですが、以前こちらのブログで雛祭りの記事にも書いたように、江戸時代に公的な祝日として五節句が定められました。
www.utuwa-tabemono.com

一月七日 人日(じんじつ)
三月三日 上巳(じょうし)
五月五日 端午(たんご)
七月七日 七夕(たなばた)
九月九日 重陽(ちょうよう)

五節句の中でも重陽の節句は最も重要な行事でした。
ですが、明治時代になり新暦(現在の西暦)を取り入れたあたりから急速に廃れていったそうです。それは、現在の9月9日はまだ夏の名残があり菊の咲く季節からは離れてしまったからではないかと考えられています。

重陽の節句はハロウィンみたいな派手さはないけれど、菊の花に囲まれて非日常を味わえる素敵な行事だと思ったので消える事なく続けばいいなと思いました。

〈参考文献〉

美しい暦の言葉
著者 山下景子
発行者 金子豊
発行所 株式会社インデックス•コミュニケーション

〈参考にさせていただいたサイト〉

https://kotobank.jp/word/節供-87216

https://www.hibiyakadan.com/lifestyle/z_0064/


蓮の葉を使った料理

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こんにちはコタツです。

今年は日中の暑さは厳しいですが、幸い夜は昨年よりかなり涼しくて扇風機をかけていると寒くて夜中に目が覚めたりします。家にクーラーが無いので(今年はつけようと思ったけど工事とかめんどくさくなってやめた)とても助かります。去年は昼夜暑くて体力消耗しまくってお盆には実家に避難していましたが今年はなんとか無事に過ごせています。

 

新型コロナウイルスのワクチン接種も2回無事に終わり状況を見ながら少しづつ活動範囲を広げていこうと色々考えていたのですが、アルバイトしている介護施設の周辺でもコロナウイルスが流行って来て、職場から不要不急の外出と外食を禁止されてしまいました。(´;ω;`)

暑さをしのぐのに日中は図書館や喫茶店を利用しようと思っていたのにそれがだめになってしまったので、涼しい時間に用事を済ませて昼間は昼寝することに決めました!それにどうせお盆はバイトだし。

 

そんな、絶賛引きこもり中の私ですが、先日近所の道の駅に立ち寄った時に手に入れたお盆の飾り用の「蓮の葉」を使い何か料理を作ってみようと思いました。

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蓮は種類にもよりますが、だいたい7月〜8月に花を咲かせます。根っこはレンコンで葉も茎も実も食べられます。

業務スーパーに蓮の実が売っていました。

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少し砂糖で味付けされており、栗みたいにホクホクしておいしく食べられます。

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ネットで調べてみると、蓮の葉は料理を包んだり、盛り付ける皿としてアジアなどで広く利用されているようです。

その中でも今回は韓国とベトナムの蓮の葉ご飯を作ろうと思います。

まずは、ベトナムのチャーハンの蓮の葉包みから。

はじめにチャーハンを作ります。ネットのレシピでは鶏肉を入れたりしていましたが、普段作ってるハムなど入れた自己流レシピで作りました。

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ボウルに蓮の葉を敷きチャーハンを入れます。

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葉っぱで包みフタをします。

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開かないように皿でフタをして蒸し器で10分ほど蒸します。

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蒸しあがったら皿をひっくり返します。

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葉を中心から放射状に切って開けば完成です。

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続いて、韓国の蓮の葉おこわです。 

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餅米に雑穀を混ぜてレンコン、さつまいも、ハスの実、細かく刻んだデーツなどと一緒に炊きます。

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炊き上がったらご飯を蓮の葉にのせて一緒に炊いたレンコンやさつまいもなどを上に飾ります。

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葉で包んだら、こちらも蒸し器で10分程蒸します。

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蒸しあがったら出来上がりです。

 

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さっそく食べてみます。

自画自賛ですが、ベースのチャーハンとおこわがおいしかったです。しかし、蒸し足りないのか蓮の香りはあまりしませんでした。そもそも蓮の香りがよくわかっていませんが…。

蓮の葉はかなり大きいのでベトナムのチャーハンは米2合分使いましたが余裕で包むことが出来ました。東南アジアなどで大きなバナナの葉を蒸し焼き料理に使ったりしていますが、蓮の葉も包んだり皿として使うにはとても使い勝手が良いと感じました。

 

蓮は仏教では極楽浄土に咲く花と考えられ仏像の台座に蓮が使われていたりヒンドゥー教でも泥の中から花を咲かせる事から清らかな印象として神話の中にたびたび登場します。また、インドとベトナムでは蓮が国の花に決められており大切な花と考えられているそうです。

 

花は美しくて実や根っこは美味しく食べることができ、さらに葉は食べ物を包んだり大活躍していて蓮はまさに極楽浄土にふさわしいスーパー植物だなと思いました。

 

今回いろいろ調べた後に、いつも通りかかる道の脇にうだるような暑さの中でも何食わぬ顔でピンクの高貴な花を咲かせている蓮沼の蓮達を見て、「なかなかやるやん!」と感心していました。

 

《参考にさせていただいた記事など》

https://youtu.be/sblewDeRzCY

韓国の蓮の葉ご飯の作り方動画です。楽しそうに作られている雰囲気が伝わってきます。

https://life.viet-jo.com/howto/life/123

ベトナムの蓮の葉包みチャーハンの作り方のHPの記事です。具沢山でとてもおいしそうです。

朴(ほお)の木と葉の話 2021

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こんにちはコタツです。
奈良県では田植えも終わり水鏡の様だった田んぼも少しづつ鮮やかな緑色の苗が存在感を増しています。

今年も朴の木に若葉が繁る季節がやって参りました。
昨年、このブログで洞川温泉(どろがわおんせん)の朴葉寿司を紹介しました。
www.utuwa-tabemono.com

今年は、図書館で見つけた東吉野の郷土料理の本の表紙に載っていた「でんがら」と言う朴葉を使った餅菓子について調べてみました。
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「でんがら」は、端午の節句にちまきと共に作られる餅菓子で奈良県では主に東吉野村と川上村で作られていたそうです。
木の枝をそのまま使ったワイルドな姿に興味をそそられ、実際にでんがらを食べてみたくなり東吉野村の道の駅「ひよしのさとマルシェ」に
行って来ました。
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数年前の誰かのsnsでこちらのでんがらが紹介されていたので、売っていないか期待していましたが、残念ながらありませんでした。代わりにと言っては何ですが朴葉寿司が売っていました。
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昨年紹介した洞川温泉の一切れサイズの朴葉寿司と違い、朴葉を目一杯使った切り分けて食べる大きなお寿司です。朴葉の鮮やかな緑がきれいで、お寿司もとてもおいしかったです。

ひよしのさとマルシェを後にして、車で国道166号線を25分程走ると三重県飯高町に入ります。
調べてみると、飯高町にも「でんがら」があるそうです。
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166号線の道沿いにある「おふく茶屋」に行きました。
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飯高町のでんがらは四角い形をしています。
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こちらの中身はよもぎ餅でしたが白い餅もありました。包みを開けると朴葉の香りが少ししました。
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飯高町はでんがらが郷土菓子として割と有名で、テレビ番組にも紹介された事があるそうです。

飯高町で、でんがらに出会えたもののやっぱり枝付きのでんがらが食べてみたいので、今度は奈良県川上村に行きました。数年前のsnsではでんがらの記事は見かけましたが、残念ながら手に入れる事は出来ませんでした。

柿の葉寿司のお店に入った時にお店の人にでんがらについて尋ねて見ると、その場にいた数人の方が口々に「昔は作ってたけど今は作って無いわね〜」と話されていました。なんでも朴葉の香りが強くて苦手な人が多いのだそうです。

作られなくなった原因の一つに朴葉の香りが挙げられたのはとても意外でした。
私は自分達で採ってきた朴葉で朴葉飯を作ったり、洞川温泉や東吉野村の朴葉寿司を食べたりしたけど朴葉の香りがキツいと感じた事は無かったです。

その後もあきらめの悪い私はでんがらの事を調べていると、長野県木曽地方の郷土菓子に「朴葉巻き」と言う「枝付きでんがら」とそっくりな餅菓子がある事を知りました。

何件かの和菓子屋で作られていて早速お取り寄せしてみました。
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長野県の御菓子司宝来屋さんで買いました。お店の紙袋にも朴葉巻きの絵が描いてあります。
朴葉巻きも端午の節句や朴葉の若葉が繁る初夏の季節に食べられます。宝来屋さんでは5月中旬から7月末まで販売しているそうです。
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枝付きのままクール便で届きました。
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枝からちぎって食べます。
味は蕎麦生地に粒あん、米粉生地にみそくるみあんと同じく米粉生地にこしあんの3種類があります。
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白みそくるみあんです。一口食べると朴葉の強い香りが口いっぱいに広がります。今まで味わった中で一番強烈な香りです。奈良県川上村の人が言ってた好き嫌いが分かれると言うのがわかります。
香りのクセはかなり強いですが、中のみそくるみあんとの相性が良くて私は3種類の中で一番好きでした。
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蕎麦生地の粒あん。蕎麦の風味と朴葉の香りがちょっと合わないかなと思いました。でも、おいしかったです。

木曽地方では出来立てを食べるより朴葉の香りが餅にしっかり付いた2日目のものが好まれるようです。この好みの違いが朴葉巻きが木曽地方では今でもメジャーなお菓子として残ったのかなと思いました。

奈良のでんがらと長野の朴葉巻きは、どこから始まってどのルートを通って伝わったのか?そして、三重県飯高町では四角い形だったのは何故なのか?また、来年のこの季節までにいろいろ調べて見ると面白いと思いました。


さて話は変わって今度は朴の木の話です。
先日ホームセンターで朴の板を手に入れました。
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赤太部分で木目も細かくてまっすぐないい材料です。この板で木べらを作ろうと思います。
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だいたいの形を決めて型取りします。

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型に合わせてノコギリできり落とします。

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後はひたすら切り出し小刀で削ります。もっと要領いい方法があると思いますが、私は木を削るのが好きなので今回は気長に削ります。

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板に厚みがあるため全体的な厚みを調整します。
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こんな感じで良いかな?とりあえず完成!
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使うかわからんけど柄に穴開けとこう。

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早速使ってみました。
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今まで料理するときは愛用の木しゃもじを使っていましたが、引っ越しのドタバタで失くしてしまいました。それからは、本来は汁をすくったりする用途の同じく朴の木で作られた有働杓子(うとうしゃくし)に炒めものやチャーハンにとかなり活躍してもらっていました。これからはこの木べらに頑張ってもらいます!
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カレーも底を焦がさないようにかき混ぜやすいです。これなら気兼ねなくいろいろな料理に使えそうです。

朴の木は軽くて柔らかく加工しやすいので、タンスなどにも使われるそうです。轆轤(ろくろ)で器を作るときの型に使ったりもします。

朴の木は山間部の人々の暮らしにはとても身近な存在であったと改めて感じることができて興味深かったです。

本当はもっと早くに記事を公開したかったのですが、このブログ書くの遅すぎてすっかり朴葉の若葉の季節が終わりに近づいてしまいました。 (TT)