器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

「2025 大阪・関西万博」で世界の料理を食い倒れる

こんにちはコタツです。
前回の記事からまたまた間が空いてしまいました。
今年の夏は、泣きたくなるくらい暑くて辛い日々が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?


今回は、4月に開幕した2025関西・大阪万博で世界各国の料理を狂ったように食べてきたので、そこで感じたことを備忘録として書いていきたいと思います。

チュニジアパビリオンのフードコーナー



パビリオンは短めの映像展示で、出口の手前に
フードとお土産のコーナーがあります。


アラビアコーヒー。熱した砂の上で鍋をあたためるようです。


大きなちゃぶ台みたいな所で床に座っていただきます。

メニューはあまり多くなく、クスクスを注文すると、チキンとサラダのセットにしてもらえました。
手前は、チュニジアの卵料理でオムレツみたいな味わいでした。

クスクスは、世界最小のパスタで、パサパサしていて口の中の水分がかなり持っていかれますが、スパイスでしっかり味がついていて結構おいしかったです。

アーモンドを固めたお菓子。形は違いますが味は同じです。
めちゃくちゃ甘いだろうと思って食べましたが、
程よい甘さでアーモンドの風味もしておいしかったです。

マルタパビリオンのレストラン


ウサギのシチューパスタ。
パビリオンの横にある野外レストランで食べられます。
ウサギ肉はクセが無くあっさりしています。ただ、小骨がとても多くてパスタの味付けも薄味で、食べづらい印象だけが残りました。
 


フィリピンパビリオンのテイクアウト 



レチョン・ビサヤ。
揚げた豚バラ肉にピーナッツが入った甘辛いソースがかかっており、豚肉はカリカリでおいしかったです。
紫色のごはんは、色合いがとてもきれいですが、特に変わった味はせず普通のごはんでした。


セルビアパビリオンのカフェ




右から、チェヴァピ(セルビア風ケバブ)、ピタ サ メソム(ミートパイ)、プロヤ(コーンブレッド)。

チェヴァピは、挽肉を固めたソーセージみたいで塩気が強く、肉料理なのにタラコのような味わいでお酒にとてもよく合いました。


プロヤに刺さっているスポイトの中身はヨーグルトです。
薄味のパンと言うより甘くないケーキでヨーグルトをかけても味わいにインパクトが足りず、クリームチーズの方が合うんじゃないかと思いました。


マレーシアパビリオンのテイクアウト


生地をあっという間に透けるほど薄く伸ばしていきます。

最後は畳んでホットプレートで焼きます。

インド料理のナンみたいにカレーにつけて食べるのですが、外側はカリカリして中はモチモチでとてもおいしかったです。


チェコパビリオンのレストラン



チェコのビール、ピルスナーウルケルには3種類の注ぎ方があり、1番泡の多いミルコを注文しました。
日本のお店で出したら怒られそうな泡の量ですが、泡を味わうのだそうです。

たしかに泡がクリーミーでおいしかったです。
でも、私は普段の注ぎ方で液体を味わいたいなと思いました。




鴨肉のクネドリーキ。
クネドリーキは焼かずに茹でて作るパンで、昔テレビで見て一度食べたいと思っていました。

ベーグルのようなもっちりしたパンを想像していましたが、肉まんの皮のような食感でした。



チェコパビリオンのマスコットキャラクター「レネ」のカクテル。

レネのピンバッジ。


サウジアラビアパビリオンのテイクアウトカフェ




アラビアコーヒー。普段飲んでいるコーヒーとは違う感じで生姜が効いていました。
コーヒーのお供に付いてきたデーツは干し柿のような味わいでした。

ラム肉がたっぷり挟まれたサンド。ラム肉のクセも無くスパイスが効いておいしかったです。

韓国パビリオンのフードコーナー



鶏が丸ごと入ったスープは優しい味わいで大変おいしかったのですが、鶏の中にお米が入っていて食べ応え抜群で食べきれずに少し残してしまいました。

器の素材はおそらくアルマトイではないかと思います。
韓国の伝統的な食器は真鍮(しんちゅう)製で、韓国人の知人によると、資格を持った人しか作る事を許されないそうです。

簡易的とは言えその国の伝統的な食器が使われると、料理の味も格段に良くなるような気がしました。

コロンビアパビリオンのテイクアウト


レチョナは世界一おいしいと言われる米料理だそうです。添えられている丸いパンはパンデボノと言うチーズ味のポンデリングみたいでした。

レチョナの味はツナの入ったご飯という感じでした。


コロンビアコーヒーのカフェラテ。濃厚でおいしかったです。


ベルギーパビリオンのレストラン

行く予定は無かったのですが、入場待ちの暑さにやられてしまい、入場後吸い込まれるようにレストランに入ってしまいました。
巨大なグラスに入れられたベルギービールは、あっさりして飲みやすく最高でした。



フランドル風ビーフシチューとポテト。
シチューはクリーミーでコクがあり、お肉がたっぷり入っていて食べ応えがありました。

フライドポテトの発祥はベルギーだそうです。


ブリュッセルワッフル。
見た目から生地がサクサクかと思いきや、モチモチでお腹が膨れました。


オランダパビリオンのテイクアウト



ハーリング。ニシンの塩漬け玉ねぎ添え。
パビリオン入場者しか入れないテイクアウトコーナーにあり、これを食べてみたくてパビリオン予約しました。

尾を持って上を向いてズルリと食べるのが本場の食べ方だそうです。
ニシンは、脂が乗ってめちゃくちゃおいしかったです。欲を言えば、レモンと白ワインを片手に食べてみたいと思いました。


パンに挟んだものもありましたが、私はそのままのほうが好きです。

ストロープワッフル。
暖かくてジンジャーが効いたキャラメルが挟んでありました。

ハンガリーパビリオンのレストラン

人気が高いレストランですが、暑さで入場者が減ったタイミングであまり並ばずに入れました。


ミシュカおじさんのワインジャグ。ジャグの底面にメニューのQRコードが貼ってありました。


ハンガリーの伝統的なスープグヤーシュ。

以前に漫画でグヤーシュを知り、一度食べてみたいなと思っていました。
パプリカを使ったスープでジャガイモなど野菜がゴロゴロ入っていました。

パプリカの旨みのするサラサラとしたスープは、素朴な味わいでおいしかったです。

ハンガリーの食べられる国宝マンガリッツァ豚のロースト。
豚肉もおいしかったですが、下に敷かれた麦のリゾットがプチプチして印象に残る味わいでした。

トルクメニスタンパビリオンのカフェ

日本からは行きにくい謎の多い国トルクメニスタンのパビリオン。


4月に行った時は、まだカフェはオープンしていませんでした。




ブラックティーセット。
伝統的な綿花の絵が描かれたポットとカップ。




パロウ。伝統的なトルクメニスタンの米料理。
私の中で、今回の万博で食べた食べ物の中で1番印象に残っているのがこの料理です。

私は、随分昔になけなしの貯金をはたいてお隣の国ウズベキスタンのツアーに参加した事がありました。
そこで出された料理が、たいていパンと野菜の入ったコンソメみたいなスープでした、スープはあっさりしておいしかったのですが、パンが硬くてパサパサでそれが毎日続くのが結構辛かったです。しかし、ある日出されたニンジンのピラフがとてもおいしくて、日本に帰ってからも時々思い出してはニンジンを使ったチャーハンを作ったりしていました。

そして、パロウを口に入れた瞬間その時の思い出が口に飛び込んで来た気がしました。
なぜか、おいしいを通り越して感慨深い気持ちになりました。


UAEパビリオンのテイクアウト


カリフラワー・マシャウイ。
スパイスで味付けされたライスの上にグリルされたカリフラワーやフムス(豆のペースト)などさまざまな具材が乗っていて複雑で楽しい味わいです。


ラクダのミルク。
上に綿飴が乗っています。ほんの少し臭みがありましたが、綿飴のおかげかほのかな甘みもありおいしく飲めました。

オーストラリアパビリオンのテイクアウト


ワニ肉サンド。
ワニ肉がマヨネーズみたいなソースに和えられて挟まれています。
ワニ肉は鶏のササミみたいでクセも無くあっさりしていました。


ラミントン。
スポンジケーキにジャムが挟んであり、周りをチョコレートクリームとココナッツでコーティングされています。
シンプルなお菓子ですが、スポンジがフワフワでチョコレートクリームとジャムの酸味のバランスも良くとてもおいしかったです。


ネパールパビリオンのフードコーナー


モモ。ネパールの蒸し餃子。
スパイシーなソースにつけて食べますが、モモはあんまり辛く無くて食べやすいです。
食べ応え抜群で一皿でかなり満腹になりました。


ドイツパビリオンのレストラン

ドイツビールとソーセージ
ソーセージ小さい😢
隣に座っていた人は本日のおススメを頼んでいたのですが、巨大な豚足みたいな肉の塊が運ばれて来て焦っていました。


チューリンゲン風リンゴ。
暖かいリンゴのデザート。


エスニックフュージョンレストラン
西ゲート近くの風の広場マーケットプレイスにあるフードコートのバングラデシュ料理コーナー。



壺ビリヤニ。
壺で炊いてるわけでは無くあくまで容器です。この容器持ち帰りができます。
聞けば、バングラデシュから船便で運んでいるのだそうです。
ビリヤニも本格的でおいしかったです。

チャイ。
このカップも持ち帰りができます。


近畿大学水産研究所


近大ネギトロ紅白手桶寿司
近畿大学が養殖した近大マグロのネギトロと近大マダイなどのお刺身が乗っています。
お刺身は身がプリプリでネギトロもかなりおいしかったです。
こちらは、4月に家族で行った時に食べました。値段がたしか3.300円位して、その時は「結構高いなー」と思っていたのですが、後々考えると万博にしては、とても手頃な値段だなと思いました。


中東のお菓子バクラヴァ食べ比べ
バクラヴァはトルコをはじめ中東の伝統的なお菓子で、フィロと呼ばれる薄い生地にピスタチオなどのナッツをはさみ焼き上げたあと、たっぷりシロップを染み込ませて作ります。
お祝い事やラマダンの後などによく食べられるそうです。

今回、トルコや中東のレストランでいろいろな国のバクラヴァを食べ比べました。
リングサイドマーケットプレイスのトルコレストラン。

ショーケースにお菓子が並んでいます。


バクラヴァ。
噛むとジュワッとシロップがしみ出して強烈な甘さに思わず顔をしかめてしまいました。
すごく苦いコーヒーとかに合うかも知れません。

ヨルダンパビリオン



こちらのバクラヴァは、かなり小ぶりでしたがピスタチオがいっぱい入っていておいしかったです。

クエートパビリオン



フィロを何層も重ねた断面がみえます。上の方は少しサクサクして下の方にシロップが染み込んでいます。サイズは小さいですが、甘さを考えればちょうどいい大きさです。わたしの中では、このバクラヴァが1番想像したものに近かったです。

その他飲み物など


オマーンパビリオンのフランキンセンスと言う精油が香るアイスティー。
これは完全なジャケ買いで、パビリオンが描かれたカップとトートバッグの写真を撮りたくて買ってしまいました。




アフリカレストランのバオバブの実ジュース
バオバブに実がある事を初めて知りました。
味は、乳酸菌飲料に近いです。




ベトナムパビリオンのココナッツウォーター。ココナッツの実に穴を開けてストローを挿しただけ。
ココナッツ風味のほんのり甘い水です。時々ココナッツのかけらみたいな物が口の中に飛び込んで来てびっくりしました。




スペインパビリオンのアイスカフェラテとチュロス。
アイスカフェラテを注文したら、エスプレッソとミルクを渡され自分でブレンドするスタイルみたいです。濃厚でおいしいカフェラテでした。

スペインでは、チュレリアというチュロス専門店もあり、朝食に揚げたてのチュロスを溶かしたチョコレートにつけて食べるそうです。





サントリーパークカフェのミャクミャクレモネード。
専用マシンでドリンクの上にミャクミャクの顔を描いて行きます。
ドリンクをもらって席に戻るまでに顔が崩れていくのでそーっと歩きました。

トロミのあるドリンクで、表面より少し下に絵がありました。
そして、このミャクミャクあんまり可愛く無い…。




ブルーオーシャンドームパビリオンの「海と山の超純水」
料理研究家の土井善治さんが監修した。熊野の天然水と高知の天日塩を使ったスープ。
塩と水だけなのに、ほんのり旨みを感じるスープです。
それと紙コップの蓋も紙製ですが、ふんわりした曲線の形がいいなと思いました。




ポルトガルパビリオンのエッグタルト。
パイ生地が特においしかったです。






バルトパビリオンの白樺ジュース。
パビリオン内の自販機で購入します。
白樺の樹液が入っているためか、少しさわやかな風味がしました。




ミャクミャクアイスモナカ。
人気で買うのに割りと並びました。

他にも行きたいレストランや食べたい物がたくさんありましたが、暑さに負けてしまい予定より早く帰ったりして思うように楽しめませんでした。
万博が冬開催なら、この倍は食べていたかも…。
でも、冷たい強風が吹き抜ける大屋根リングには上がれそうもないですね。


今回の万博では、普段あまり食べる機会の無いものや知らない食べ物に出会えてとても刺激をうけました。
また、珍しい料理を食べていると隣に座っていた見ず知らずの人と「それ何ですか?」「おいしいですか?」とお互いの食べている物の感想を話し合ったりすることもあり、食べ物を通してコミュニケーションがとれた所も万博の醍醐味だなと思いました。


なにより、食べ物への好奇心で夢中になって食べまくった半年間は、とても楽しい経験でした。