器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

「フォションホテル京都」でアフタヌーンティー

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こんにちは、コタツです。

5月も終わりに近づいていますが、いまだに肌寒い日があります。

 

暑いのが苦手な私には過ごしやすくていいのですが、例年と違う気候に違和感を感じ、涼しいのはいいけど冷夏になって米不足にならなければいいなと思います。

 

先日、ここ2年の新型コロナ騒動で自由に行動できなかったイライラを全て現金に変換してコツコツ貯めたお金で「フォションホテル京都」のアフタヌーンティーを楽しんできました。

 

フォションは、1886年フランスのパリでオーギュスト・フォションによって創業された高級食料品店がはじまりです。

 

日本では高島屋をはじめ、百貨店の食料品売り場で紅茶などが販売されています。

 

フォションホテルは、1号店が2018年フランスのパリで開業し、2号店が2021年に日本の京都で開業されました。

 

女性の目元が描かれたマーク。

なぜ、目元なのかは調べたけどわかりませんでした。(聞けばよかった(T . T))

ホテルのスタッフが着用していたマスクにも、こちらのマークが入っていました。

 

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少し早く到着したので、持ち帰りのお菓子や紅茶などが売られているペストリー&ブティックを覗きました。

 

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色とりどりのマカロンが並んでいます。

こちらのマカロンは、フランスのフォションパリで作られて直輸入されています。

現在フランスからのマカロンが買えるのは、日本でここだけだそうです。

 

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店内は商品パッケージもオシャレで、お菓子屋さんと言うよりバッグなどのファッション小物が置いてあるような雰囲気でした。

 

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南部鉄器のピンク色の鉄瓶。

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フォションの象徴的なデザインであるくちびる型のパッケージ。

 

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時間になったので、ホテル入り口正面の階段を登って2階にあるティーサロンに向かいます。


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入り口から目に入ったのは、椅子に座ってお茶を点てられる立礼棚(りゅうれいだな)です。

まわりの雰囲気は洋式ですが、うまく溶け込んでいました。

こちらでお抹茶をいただく時は、やっぱりお菓子はマカロンかなー?

 

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フォションらしいピンクを基調としたオシャレなディスプレイ。
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工芸品なども飾られていて随所に日本らしさを感じます。

 

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中庭の緑が見える席でした。

 

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ピンク色のマスクケース。

 

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ティーカップとソーサーは、ジャン・ルイ・コケと言うフランスのメーカーだそうです。

 

真っ白で薄くてきれいな曲線のカップです。

ザラザラした質感で手触りや飲み心地が良かったです。

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お菓子の取り皿は、日本のノリタケ製。

スプーンやフォーク類はポルトガルのクチポール製でした。

 

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グラスに入ったアイスティーで乾杯!

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待ちに待ったアフタヌーンティーセットが運ばれてきました。

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いろんな角度で撮影してみます。

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上2段は、ケーキや焼き菓子など。

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下2段はセイボリー(塩気のある食べ物)。

 

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メニューを見ながら「何の味かな?」なんて話しながらいただきます。

それぞれ、味の偏りが無く手の込んだ深い味わいでとてもおいしかったです。

 

ドリンクはおかわり自由で、京都ホテルオリジナルフレーバーもありました。

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フォション製の砂時計。

 

お茶は南部鉄器の鉄瓶に入って運ばれて来ました。

鉄瓶の保温性はありましたが結構重かったです。

飲食店で使うには重くて洗うの大変じゃないかな?と思いました。

 

最後に別料金で看板メニューのくちびる型ケーキ「ビズビズ」をいただきました。

ビズビスは、ヨーロッパで頬っぺたにするキス挨拶の事だそうです。

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横幅10㎝位ある大きなケーキです。

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赤い方の中身はライチのムースとフランボワーズのジュレ。

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黄色い方はアーモンドのババロアとレモンのジュレ。

半分づつ食べたからかもしれませんが、このケーキも中の食感や味がいろいろ楽しめて飽きずに食べることが出来ました。

 

アフタヌーンティーは2時間の時間制限がありました。

アフタヌーンティーのお菓子は、どれも小さめで普段の私なら20分もあれば余裕で完食できそうです。

しかし、美しいお菓子や洗練された味、器の組み合わせを楽しみながら、写真をきれいに撮るにはどうしたらいいかなど友人とあれこれ考えながら過ごしていたら、あっという間に2時間が過ぎていました。

すごく満足感を感じました。

 

私たちの隣に座っていたカップルは、1時間半位何も食べずに写真撮影をしていて、最後の30分位で完食していました。(代わりに食べてあげようと思ってたのに…。(^_^))

 

前の日から着ていく服装やバッグを考えたりと久しぶりにウキウキした気分を味わえて、とても楽しかったです。

 

最後に自宅にて。

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くちびる椀。

一応、2つ並べて「阿(あ)呍(うん)」を表しています。

昔何を狂ったのか、お椀に漆を使った蒔絵(まきえ)でくちびるを描こうとしました。

しかし、自分の造形力の無さが嫌になって途中で投げ出してしまった物を、借りていた家の大家さんが蒔絵師で途中から仕上げて下さいました。

ベースはショボいけど、匠の技で素敵に仕上がりました!

 

このお椀もフォションの仲間に加えてくれないかな?(あつかましいっ!)