器とたべもの

食べ物や器のことをとりとめなく書いていきたいです。時々木の器を作ってます。

荒神の里 -笠そば- 蕎麦の花 こうじんのさと かさそば そばのはな

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こんにちはコタツです。

朝晩はともかく日中もかなり涼しくなり、ようやく夏が終わったなと感じる毎日です。

7月は梅雨が長引いたせいであまり暑くなかったのですが、その分8月は辛かった…。前に聞いたラジオで日本には、春、夏、地獄、秋、冬と季節が5つあると言っていましたが、今年の8月は本当に地獄でした(T . T)

 

そんな中、奈良県桜井市笠地区にある蕎麦畑の花が開花時期と聞き、車を走らせ行って来ました。

車で行く場合は天理市から国道25号線を通るのがおすすめです。道は他にもあるのですが、対向出来る場所が少ない険しい道もあるので注意が必要です。25号を走っていると分岐には笠そばの看板が立っているので割と迷わずに行けます。

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荒神の里-笠そば処-に到着しました。山の上の高原地帯にあります。

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土曜日の10時すぎに来たのですが、すでにお客さんはちらほらいました。

天気が良いのでテラス席で食事をされてる人も多かったです。

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看板メニューの「荒神そば」を注文しました。

蕎麦にはあまり詳しくないのですが、白っぽい蕎麦で繊細な印象がして喉越しも良く思ったよりおいしくて一気に食べてしまいました。

と言うのも、ここに来るのは初めてではなくて10年以上前に車の運転を始めたばかりの頃、休みの日に早起きしてセルフのガソリンスタンドに行ったり運転の練習をしていました。

ガソリン入れた後、以前テレビで紹介されていた笠そばに行ってみようと急に思いたったのでした。当時ナビやスマホは持って無く、分厚い関西地方の道路地図と奈良県の地図を頼りに笠地区を目指しました。無事たどり着き蕎麦をいただいたのですが、帰り道が気になって味は全然覚えていませんでした。

車の運転にも慣れ、改めて食べたお蕎麦はかなりおいしかったです。やはり何事も余裕は大切ですね。^_^  ごちそうさまでした。

とても人気の様子でひっきりなしにお客さんが訪れていました。

 

笠そば処のすぐ近くに日本3大荒神の一つである笠山荒神社があります。あと2つは、奈良県野迫川村にある立里荒神、兵庫県宝塚市の清荒神です。

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火の神様を祀っていて、かまどの神様としても信仰されています。

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狛犬さんのお出迎えの奥に石灯籠の並んだ参道が続きます。

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本来の参道の入り口はもっと山の下にあり坂道を登らないといけないのですが、笠そば処からだとほとんど坂道も無く楽に参拝できます。

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本殿に到着しました。

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屋根の上では狛犬くんが逆立ちして頑張っています。清々しい中にも心地良い緊張感を感じる神社でした。

 

お参りをすませた後、蕎麦畑に向かいました。しかし、この日はまだ花が咲いていませんでした。(T . T)お天気も良く花が咲いていたらさぞかしきれいだろうなと思いながら泣く泣く帰りました。

 

そして、日を改めて一週間後の9月15日再び蕎麦畑を目指しました。どうせなら日の出の時間に合わせて行こうと思い早起きして向かいました。

日の出の20分位前に到着したのですが、すでにいいポジションでカメラをセットしているおじさん達がいました。見るからに高そうなカメラで本気度が伝わります。そんな合間を小さくなりながらスマホや格安一眼レフで撮影しました。

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よく見るとまだつぼみが多く満開ではありません。もう何日か経つともっと白い花が一面に広がると思います。また行くかも…。

 

奈良県はどちらかというと、うどんやそうめんなどの小麦粉を使った麺に馴染みがあります。ここ笠地区も昔から蕎麦栽培が行われていたわけではなく、地域振興のために平成4年から蕎麦栽培が始まりました。

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その時撒いた蕎麦の種はすくすく育ち今では地域を支える大きな力になっています。

 

11月中旬には新蕎麦も出るのでぜひ食べにいかねばっ!

 

2020-09-22  追記

再び行ってしまいました。


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蕎麦の花は満開で一面白い花で埋め尽くされていました。

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一通り蕎麦畑を満喫した後は、蕎麦を食べに笠そば処へ行きました。

 

今回は、ねぎ蕎麦を注文しました。

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蕎麦が見えないくらい大量のねぎが乗っています。

生卵と一緒に蕎麦をすするとまろやかになってほんのり甘みを感じておいしかったです。

ごちそうさまでした。